2025年05月15日

定額減税の影響をマル老から除外 25年3月総務委員会1

 3月議会の総務常任委員会では、13本もの条例改正等の議案を審議しました。数が多くて、その内容などをすべて紹介はできませんが、主なものについて紹介していきます。

 議案の一つは福祉医療費支給条例の改正で、65〜69歳の方の医療費負担を軽減するマル老制度(老人医療助成制度)にかかわるものです。京都府に以前からある制度で、低所得の高齢者を対象に医療費の窓口負担を軽減するもので、以前は通常なら本人3割負担となるところを、助成して1割負担にしていた制度です。

 この制度は、国が70歳以上の医療費本人負担をそれまでの1割負担から倍の2割負担に引き上げたことから、2015年度に制度が大幅に縮小され、助成額が減らされて「3割負担→1割負担」から「3割負担→2割負担」とされました。そしてそれに合わせて所得条件がきびしくされ、利用できる人に数も減っています。

 具体的には所得税非課税の人のみが利用できるようになり、15年度以降、新たに65歳になられた方から順次、この所得条件が適用されてきました。
 今回の条例改正は、24年度の国の税制改正で行われた「定額減税(所得税を1人あたり3万円、減額するもの)」が適用されることによって、所得税非課税となった方(例えば「定額減税」がなければ2万円程度の所得税が課せられていた65〜69歳の方が「定額減税」を受けることで所得税非課税となる等)について、マル老制度の利用対象から外すためのものです。

 「定額減税」とマル老制度は政策目的なども異なりますし、実施期間等も異なります。本来は、マル老の利用対象外となる人が、1回限りの「定額減税」でその年に限り所得税非課税となってマル老が利用できるようになる、というのは政策の趣旨とは違う、ということかもしれませんが、それでいいのでしょうか。

(2に続く)
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2025年05月14日

市農政部局の体制の充実、強化を 25年3月一般質問13

 今日の記事は5月8日の記事「小規模農家への支援の充実、強化を 25年3月一般質問12」の続きです。

 京田辺市農業委員会が提出した「意見書」は、幅広い農業政策にわたるものですが、その一つの要として、市の農業、農政担当部局の体制の充実、強化があります。例えば、荒廃農地への対策をすすめるための農地パトロールに、市担当職員も同行して現状を認識して積極的に支援を、と求められていたり、ほ場整備などの基盤整備に市の積極的な関与をもとめるなど、あります。
 それで質問では、農政課をはじめ農業委員会事務局などの農政担当部局の体制強化をはかるよう求めました。

 これに対する市当局の答弁は「地域計画の策定でも、各地域の農業委員と農業委員会事務局、農政担当部局の職員が一体となって地域を訪問し、説明会等を実施してきた。現状の人員体制でも、連携、協力を強める中で対応している。」というものでした。

 しかしながら、京田辺市の農政担当職員数は、市が公表した24年度の「京田辺市人事行政の運営等の状況の公表」によれば12人となっています。この資料を遡って調べますと、今から20年前、2004年度には農政担当職員数は21人と倍近くいました。

 それが、2007年度に「機構改革による農業部門縮小」を理由に、16人に減らされ、それ以降も人事異動による欠員不補充や、退職者不補充などで2010年度以降は、11〜13人という水準が続いています。

 農業は京田辺市にとっては重要な産業の一つでもあります。それだけでなく、京田辺市の豊かな自然を守り支える役割を果たし、住民に安全、安心な食料を供給する役割も担っています。その農業の重要性にふさわしい市の体制をしっかり確立すべきではないでしょうか。この点はこれからも取り組んでいきたいと思います。

(終わりです)
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2025年05月13日

巣からこぼれそうな子ツバメたち

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 今朝は地元の松井山手駅で定例の早朝宣伝でした。駅舎の天井近くにあるツバメの巣では5羽の雛がすくすくと育っており、雛というよりは子ツバメという感じになっていました。それが5羽もいるので、眺めていると巣からこぼれそうでした。中には巣のふちに止まって羽ばたいている子ツバメもいるので今週か、来週中くらいには巣立っていきそうです。
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 松井山手駅近くにある別の巣では抱卵が始まっているようです。先週、この巣を見た時にはツバメがいなかったので、巣だけ作って放棄したのかと思いましたが、今朝見ると、ツバメが巣の中でじーっと動かずにいて、抱卵しているようでした。こちらの巣ではツバメがすっぽり隠れるようになっているので、遠目には空の巣のように見えますよ。
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 その近くの看板には時々、1羽のツバメが止まって盛んに羽繕いをしています。見ていると背中に白い斑点のようなものがあって、飛んでいても少し目立ちます。翼の下の白い羽毛がくせ毛のように覗いているのでしょうかね。
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2025年05月12日

副市長の再任に反対 25年5月臨時議会

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 今日は朝から夜まで一日、臨時議会がありました。京田辺市議会では改選から2年たち、申し合わせで議長をはじめとした議会の役職や体制の任期を迎えたことから、新しい体制づくりのための臨時議会ですが、市当局から条例改正の専決処分や、現副市長が4年の任期を迎えることからその再任命の人事案件の議案も提出されました。

 臨時議会は朝9時から始まりますが、開会して直ぐに休憩に入り、その時に議長が辞職願を提出することになっています。今回は、議長の辞職だけでなく、4人の議員が所属していた「日本維新の会・無所属南部の会(上田議員、有田議員、早川議員、南部議員)」の会派から、南部議員が抜けて、他の3人の議員が「日本維新の会」として会派として届け出る、会派構成の変更も手続きがされました。

 そのためもあって午前中は事務手続きなどもあり、かなり休憩が長引き昼過ぎにやっと議長選挙が終わり、新たに自民一新会の久保議員が議長に選出されました。それからも、何度も休憩を繰り返しながら、副議長選挙や、新たな常任委員会構成や、議会運営委員会、広報広聴特別委員会の選出、およびそれらの正副委員長の選出などがなされ、その確認、報告などが続きました。

 新しい常任委員会構成でも、私は引き続き総務常任委員会に所属することになり、その副委員長に選出されました。日本共産党議員団では、増富議員が文教福祉常任委員会に所属し、その副委員長に選ばれた他、岡本議員が建設経済常任委員会の委員長に選ばれました。なお、私は引き続き議会運営委員も務めることになります。

 ほかにもいくつかの役職などを決めるのですが、その都度、休憩などが入ります。そして議会の役選が一通り終わってから、市当局から提案された専決処分の承認議案の討論と採決、現副市長の再任命の人事案件の討論、採決が行われ、すべてが終わったのは夜9時になってからでした。

 丸一日、臨時議会に費やし、その間にいろいろと他会派の議員と協議したりなんだりとあって、さすがに疲れました。それでも、日本共産党議員団として、条例改正の専決処分3件については、そのうちの1つ、国保税条例改正の専決処分については、私が反対討論にたち、その問題点などを指摘しました。

 そして現副市長の再任命についても私が反対討論にたち、現上村市政を支持できないことを示して反対しました。今日、採決された主な議案等への議員別の態度は一番上にある表のとおりです。また、私が今日行った二つの反対討論は最後の方に畳んで入れておきます。いずれも短いものですが、お読みいただけたらと思います。
国保税条例改正の専決処分と、現副市長の再任命への、反対討論
posted by こうじろう at 23:08| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月10日

25年精華町議選で日本共産党の前進を

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 今日は午後から、いよいよ明日、5/11に投票日を迎える精華町議選の応援に行ってきました。今日は日本共産党の堀川あき子衆院議員も応援に駆けつけ、堀川衆院議員と竹川ますお町議候補がそろって訴えた街頭演説から私も参加しました。
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 竹川候補は4年間、町議会議員として住民要求の実現に粘り強く取り組み、学校給食の無償化など数々の成果をあげてきたことにもふれながら、これからも町議会議員として住民の暮らしを守り要求実現のためにがんばらせてほしいと力強く訴えられました。
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 堀川衆院議員は、昨日、石破内閣が消費税減税に背を向ける態度を決定したことを批判し、国民の暮らしを守るために日本共産党が、確かな財源提案と合わせて消費税の税率を直ちに5%に引き下げ、引き続き廃止を目指すために一貫して奮闘したきたことを紹介しました。

 また自民党が憲法を破壊し、日本を戦争する国へ変えようとしていること、そのために戦争の反省にたって軍事研究に協力しないことを表明する学術会議を解体する法案を強行し、自衛隊祝園弾薬庫の増強計画を進めていることを厳しく批判するとともに、その中で、西田参院議員による暴言も飛び出していることを指摘しました。
 そして国民の暮らしを守り、憲法と平和を守るために、精華町議選でも日本共産党の3名全員を当選させてほしいと訴えました。

 街頭演説の間にも、他陣営の候補者カーが通り過ぎるなど、選挙戦最終日も大激戦となっていることを感じました。明日の投票日、日本共産党が前進できるよう私も応援します。
posted by こうじろう at 16:59| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする