2015年06月30日

戦争法案の慎重審議求める意見書は全会一致で可決に

 今日は午後から6月議会の閉会本会議が開かれ、条例改正案や補正予算案、意見書案などの採決がありました。

 日本共産党議員団では条例改正案では、マイナンバー制度の導入のための個人情報保護条例の改正には反対しました。この条例改正は、名称だけみると国民一人一人に割り振られる「マイナンバー」を、従来の個人情報(氏名、住所、生年月日、性別など)と同様に保護するためのものに見えますが、改正内容はその逆になっています。
 「マイナンバー」を「特定個人情報」と名付けて、それを「個人情報」とは異なる方法で扱うものです。実際には「保護」と言いながら「マイナンバー」だけは各種の利用に供されるようにしようというもので、個人情報漏えいの危険性も大きくするものです。

 また今回の補正予算案には、市民の願いに応えた積極的な事業も盛り込まれていますが、それ以外で大きな問題である、枚方市とのゴミ焼却場広域化に向けた用地取得関連の約4億円の予算措置について、日本共産党議員団はこれを削除する修正案を提案しました。私が日本共産党を代表して討論に立ち、補正予算全体の評価と、枚方市とのごみ処理広域化の予算措置をいま行うことの問題点を指摘しました。

 意見書案では日本共産党は「マイナンバー法の中止を求める意見書」案を提案しましたが、残念ながら賛成少数で否決されました。

 戦争法案に関する意見書案では、26日の記事でも紹介したように、「一新会」と「みらい京田辺」の2会派から共同提案で「安全保障法制の慎重審議を求める意見書」案が提案されました。この意見書案は戦争法案の国会審議に対して「国民の多くが法案内容の説明が不十分だと考え、十分な理解のないまま議論は進行していると言わざるを得ない」と指摘し、「安保法制に関する国民の疑問や不安を真摯に受け止め、国会での審議を慎重かつ丁寧に進めるよう要請する」と結んでいます。

 これに対して日本共産党は共同提案には至りませんでしたが、安倍内閣の暴走を許さない一致点を広げる上で積極的な意義を持つものと考えて、日本共産党の基本的な立場を賛成討論で明らかにした上で賛成しました。
 この意見書採決の際に、自民新風会と公明党の2会派4議員は議場から退席したので、一新会、みらい京田辺、日本共産党、無会派議員が賛成し、全会一致でこの意見書は可決しました。

 戦争法案の危険性に対する不安や、憲法違反の内容に対する批判が広がっている下で、あまりに重大な内容だけに「慎重な審議を」という当たり前の市民の願いにさえ、正面から向き合おうとしない自民党、公明党の姿勢が浮き彫りになるとともに、国民的な批判の大きさに反対することもできずに、採決で棄権することになったのではないでしょうか。

 なお最後に、今日の本会議での補正予算と修正案についての私の討論と、戦争法案の慎重審議を求める意見書に対する横山議員の賛成討論の大要をたたんで掲載しておきます。二つあるので少し長いですが、ぜひお読みください。
 またいつものように6月議会の主な議案、意見書に対する各議員の態度の一覧を図とPDFファイルで紹介しておきます。PDFファイルはこちら⇒15年6月議会・議員別態度一覧
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補正予算修正案、戦争法案意見書への賛成討論
posted by こうじろう at 17:32| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月29日

急速に広がる戦争法案反対署名

 昨日の孫崎享さんの講演会でも戦争法案反対の声が広がりつつある、潮目が変わりつつあると指摘がありました。それは私たちが今、取り組んでいる戦争法案反対の署名にもあらわれています。

 今月初めに発行した日本共産党後援会ニュースに、戦争法案反対署名用紙を同封して協力を訴えたところ10人近い方が署名に協力して届けてくれています。中には「一日でも早いほうがいいと思って」と私の自宅まで持ってきてくれた方もいます。

 他にも「署名に協力したので取りに来て」と連絡をもらいお伺いすると「憲法で禁じられていることを法律で出来るようにするなどおかしい。」と励ましてくれる方や、「私だけでなく家族にも協力して署名してもらい、実家の母が日本共産党の議員だった方と友人なので、母を通じて届けます。」と署名用紙を預かってくれた方もいます。郵送で送り返してくれる方もいて、この分だけでも20人分以上の署名が集まりました。

 戦争法案反対の声は大きく広がっていることを感じ、今月の私が担当している「しんぶん赤旗」の集金の時には、読者の方すべてに署名の協力を訴えました。集金に入る前は一軒一軒で署名してもらったら時間がかかって大変かなと思ってましたが、いざ訴えるとどなたもすんなり協力してくれます。
 また、消費税8%のせいで小銭のやり取りが多くなっているので、私が小銭を数えたり整理している間に署名してくれるので、いつもとそんなに時間は変わりません。

 この中でも「安倍さんは坊ちゃんだから世間のことを知らないのではないか。人の話も聞かない。私も実は戦中派で、おじいさんは戦死している。二度と戦争したらあかんのは当たり前なのにねえ。」という声や、「戦争法案に反対の声は大きく広がっているみたいですね。昨日も国会のあたりはすごかったみたいだし、うちの娘も普段は関心がなさそうなのに、戦争法案はあかんと話してましたよ。」という声もありました。

 また「戦争法案はどうなるか、不安。この前の日曜に京都市内であった集会にも参加したんですよ。自民党と公明党が国会で多数を占めているから、こんな無茶な法律が通るかもしれないし、そうなったらどうなるかと心配です。」と積極的に行動されている方もいて、私も励まされます。
 先週末の自民党の若手議員の懇談会で、報道統制のような発言まで飛び出している事も多くの方が知っており、「あれはひどいね」という声もたくさんありました。

 6月になってから本格的に取り組んでいる署名ですが、私の手元に寄せられた分だけでもすでに100人分を超えています。この署名用紙は日本共産党のホームページのコチラからもダウンロードできます。私も引き続き署名活動にがんばりますが、多くの方にも協力いただきたいと思います。
posted by こうじろう at 19:16| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月28日

戦争法案ストップへ!大盛況の孫崎享さんの講演会

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 今日は午後から元外務省国際情報局長の孫崎享さんを迎えた講演会が開かれました。主催したのは京田辺市で「武力で平和はつくれない」という意見ポスターを作製した実行委員会で、安倍内閣が憲法違反の戦争法案を国会に提出したもとで、自分たちでできることをやろうと、講演会の開催や京田辺市議会に戦争法案反対の意見朱提出を求める陳情などに取り組まれています。(陳情については6月16日の記事「戦争法案阻止へ、広がる市民の運動 一般質問3日目」でも紹介しています)

 今日の講演会は会場がいっぱいになり、イスが足りずに下の階から椅子を運び込むほどでした。150人の参加と言われていましたが、それよりも多い参加者ではなかったかと思います。
 孫崎さんの講演でも、最初に戦争法案をめぐって「今、新しい動きが始まりつつある。今日も主催者の当初の想定を越える大勢の参加者がある。多くの国民と一緒になって動いていくことが大事になる。」と指摘されました。
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 この点では講演の後の質疑応答で、参加者から「戦争法案を止めるにはどうしたらいいか」という問いに対して孫崎さんは「国民の意思をどれだけ明確にできるかということではないか。ここ2、3週間で急変している。それを多くの国民に知らせていく。この時期重要なのは、どれだけ反対の勢力を結集できるかということだと思う。」と改めて指摘されていました。

 講演では、戦争法案・集団的自衛権の事だけでなく、原発、TPP、秘密保護法などにも話が及び、さらにISに人質にされ殺害された後藤さんについて安倍内閣が救出するための行動をとらなかったことを紹介して、「安倍さんは戦闘で自衛隊員が死んでも何とも思わないのではないか。日本の政治が、本当に国民の安全、健康、生命を第一と考えるものではなくなっている。政治家が国民との一体感を喪失した政治になっている。」ときびしき批判されました。

 この他にも今の中国との関係をどう見るかなど、孫崎さんの講演は多岐にわたり、時間も質疑応答を含めれば2時間近いものでしたが、興味深い内容ばかりで勉強になりました。
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 講演会の後には、主催者から急な呼びかけでしたが、会場の京田辺市社会福祉センターから近鉄新田辺駅西口まで歩いて戦争法案ストップを訴えるピースウォークをやろうと提起がありました。
 30分ちょっとの間ですが私も一緒に歩いて訴えました。下の写真で私が持っているプラカードは6月13日に京都市内の円山音楽堂で開かれた戦争法案反対の集会で配布されたものです。
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2015年06月27日

戦争法案ストップを呼びかける赤旗号外

 日本共産党は、戦争法案ストップを呼びかけるビラ、赤旗2015年6・7月号外を発行しました。5月下旬以降の志位委員長の国会での質問や党首討論で明らかになった戦争法案の問題点などをわかりやすく示した、いいビラだと思います。

 一昨日には京田辺市にも全世帯に配布する分が届き、支部や日本共産党後援会のみなさんの協力を得て、みなさんのお宅にお届けします。私も今日は午後から自分の担当している分の一部を配って歩きました。

 昨日は一日雨で、今日もずーっと曇り空でいつ雨が降るかと心配でしたが、幸い、雨に降られることもなく配ることができました。日ごろの運動不足の解消もかねて、残っている分もせっせと配ります。
 なおこの赤旗6・7月号外は、日本共産党中央委員会のホームページからPDF版がダウンロードできます。コチラをクリックしてもらえば、直接、PDFファイルでもご覧になれます。多くの方にお読みいただきたいですね。
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posted by こうじろう at 19:08| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月26日

補正予算に修正案を提案。戦争法案の意見書案は「慎重審議求める」で一本化へ。

 今日は午後から議会運営委員会がありました。来週火曜日、30日の閉会本会議の議事日程の確認が主な内容で、6月議会に提出された各種の条例改正案や補正予算案などの採決が行われます。

 今回、日本共産党議員団は一般会計補正予算案に対して修正案を提案します。今回の補正予算には、児童数が急増する薪小学校の敷地拡張のための予算や、市内農業の支援策、高齢者の生活支援事業の拡充など、市民の願いに応える積極的な部分が多いです。

 ただ「債務負担行為」(簡単に言えば将来の予算執行を今の時点で確定する事です)の中に、枚方市とのごみ処理広域化のために甘南備園をより大規模な焼却場へ建替えるための用地取得の予算措置が含まれています。これに対し日本共産党議員団は、時期尚早だとして削除するための修正案を提案します。その内容などは賛成討論でも詳しく述べる予定です。

 また今日は午前中から、戦争法案に関連した意見書案の協議が会派間で行われていました。一昨日の議会運営委員会では、戦争法案に対して、私たちは廃案を求める意見書案を提案し、民主党系の「みらい京田辺」と保守系の「一新会」のそれぞれから慎重審議を求める意見書案が提案されていました。

 昨日、これらの意見書案について各会派が協議する幹事協議会がありました。その場で、私たちが提案した「廃案を求める意見書案」には残念なことに他会派の賛同はありませんでした。
 そして「慎重審議」の意見書案が2つあることから、その内容を一本化できないかと相談をしました。昨日のところではまとまりきらなかったので、今日も午前中から、主にはこの二つの会派で協議され、何とか一本化がされました。

 一本化された「慎重審議を求める意見書案」の内容は、いくつか引っかかるところはあるものの、現在の戦争法案の国会審議に対して「国民の多くが法案内容の説明が不十分だと考え、十分な理解のないまま議論は進行していると言わざるを得ない」と指摘し、その上で「安保法制に関する国民の疑問や不安を真摯に受け止め、国会での審議を慎重かつ丁寧に進めるよう要請する」と結んでいます。

 これについて日本共産党の他の議員とも相談し、提案議員に名を連ねるところまではいたらないが、この内容には賛成しようとなりました。

 他の自治体の議会の動向を見ていると、自民党などが「慎重審議」という表題の意見書案を示しながら、結論では「慎重に審議して安全保障法制を整備することを強く求める」と、戦争法案推進をあおる意見書案を提案しているところもあります。
 政治的には様々な立場の議員がいる中で、一致できる点はなにか協議して「慎重に審議すべきだ」という点でまとまった事は意義があると思います。

 日本共産党議員団は以上の事を踏まえて、提案していた「廃案求める意見書」案はとり下げる事にしました。その上で、一本化された「慎重審議を求める意見書案」について賛成討論をおこなって私たちの立場を示すつもりです。
posted by こうじろう at 20:08| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする