2015年10月23日

「譲歩」どころか「言いなり」のTPP大筋合意

 10月初め、TPP交渉において「大筋合意」と大きく報道されました。TPPの対象は多岐にわたりますが、今回の「大筋合意」について、全国の農家のみなさんでつくる「農民運動全国連合会(農民連)」の機関紙「農民」10月19日付に、その問題点を指摘する分かりやすい記事が掲載されました。

 この記事は一面で白石農民連会長の談話「TPP大筋合意に満身の怒りを込めて抗議し合意撤回を要求する」を掲載しています。この会長談話は農民連のホームページにも掲載されておりコチラからPDFファイルでご覧になれます。この談話もわかりやすいものですが、記事に掲載されている表もわかりやすいものです。

 TPP交渉について、国会では日本の農業を守るために重要5品目(米、小麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖・でんぷん)は関税撤廃の対象からは除外または再協議すると決議しています。そして今年1月に発行した日本とオーストラリアの自由貿易協定(日豪FTA)でも、交渉は難航しましたがその中身は重要5品目についての国会決議をギリギリの線で順守するものとされています。
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 上の写真はこの記事の2面に掲載されたもので、その日豪FTAと今回のTPPでの大筋合意を比較した表です。これを見ると日本政府がしたことは国会決議を守るための交渉でもなんでもなく、「譲歩」にすらならない、相手側の要求をそのまま受け入れる「言いなり」ではないかと思います。
 しかもTPPではこれだけにとどまらず、新たに400品目以上もの農産物の関税を撤廃するとしています。(下の写真が記事の一面に掲載された表です)
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 農業は国民の命、生活を支える根幹です。それをなくなっても構わないと言わんばかりの態度で、一部の多国籍企業の利益のために売り渡すようなことは断じて許せません。
posted by こうじろう at 18:21| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする