2015年10月30日

「多様な保育」のもとで様々な問題が発生 子ども子育て新制度セミナー報告2

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 今日の記事は10月29日の記事「4月から子ども子育て新制度が実施 そこに至る背景は 子ども子育て新制度セミナー報告1」の続きです。(上の写真は講師の一人、全国保育団体連絡会事務局長の実方伸子さんです)

 今回の新制度への移行によって、子どもの保育をになうのは従来の「保育所」とされていたものが、「保育所」に加えて「認定こども園」の保育部分、「地域型保育事業」として新たに導入される3歳未満を対象にした「小規模保育(これもさらにA、B、Cに分かれます)」「家庭的保育」「居宅訪問型保育」「事業所内保育」の4つが加わることになります。

 これは事実上は保育の複線化が持ち込まれたことでもあり、同じ「保育」と言いながら水準が違ったり、違う水準の保育なのに、保護者が負担する保育料は同じになるなど、新たな問題を生み出すことにもなります。

 この他にも、地方自治体による子どもへの「保育認定」の仕組みが導入され、1日8時間までの保育時間と、11時間の保育時間という区別も導入されます。しかし11時間の保育を受けられると認定されても、利用する保育施設の条件によっては、別に「延長料」を負担しないと11時間保育が受けられないという事例も発生することになります。
 また一人の子どもにかかる保育の費用を国が「公定価格」として設定し、それと保育料との差額を市町村が負担する形になり保護者へ「給付」するという形にもなります。

 講義では制度がかなり大きく変わっているが、まだ始まったばかりという事や暫定的な措置がいろいろなところで実施されているので、それが具体的には見えにくい部分があるという事も指摘されました。

に続く)
posted by こうじろう at 17:50| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする