2016年01月18日

横須賀市の議会報告会について 議会運営委員会管外視察報告1

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 去年の11月5、6日と議会運営委員会の管外視察研修に行ってきました。5日は神奈川県横須賀市を訪問して、同市議会の議会報告会について研修を受けてきました。

 横須賀市では08年から議会基本条例の制定などの取り組みをはじめ、11年5月に「議会報告会及び市民との懇談会実施要領」を定めて、議会報告会の取り組みを開始されました。そして11年7月に市内5ヶ所の会場で議会報告会を開催して以降、毎年4月にその年度の予算内容や、それを審議した3月議会予算委員会の内容などを報告する「議会報告会」を市内5会場で開催しています。

 会場は中心市街地の市民ホールとそれ以外の9地域にある住民コミュニティセンターで、2年で10会場を一巡するやり方になっています。お話しを聞いていて工夫されていると感じたのは「実施要領」にもとづいて「議会報告会等準備会」を設置して一年がかりで「議会報告会」の準備、取り組みを進められている点です。

 横須賀市議会では、各常任委員会の議員構成が毎年5月の臨時議会で変わっています。(京田辺市議会では2年単位で各常任委員会の構成が変わっています)そしてその臨時議会で決まった新体制のもとで、毎年新しい「議会報告会等準備会」が発足します。そのメンバーは、4つある常任委員会の各副委員長+各会派代表者+無会派議員代表となっており、今のところ12人で構成しています。

 そして5月から前回の課題や反省点に対する検証を行い、それから翌年4月の開催に向け5ヶ所の会場決定や、各会場を担当する班編成の決定(横須賀市議会の定員は41人で、議長を除く40人を5班に分けるので一班8人の議員になります)、案内チラシなどの作成を行います。そして3月議会での予算審議が終わると、報告会用の説明資料を作成し、4月に議会報告会を開催して、その実施報告書を作成(この報告書は議会HPに掲載されるそうです)して、一年のサイクルが終わります。

 報告の中では、参加者数が例年5会場の合計で7〜80人となっており参加者数を増やす事が課題になっていることなどについて、議会としての説明責任をどう果たすのかという角度から議論されている事も紹介がありました。

 質問で予算審議の方法についてお聞きすると、京田辺市とは少し違うやり方をされていました。京田辺市では、毎年3月議会では、予算特別委員会を設置して大体8〜10人の議員が所属して各部局別の審査と総括質疑を行っていますが、横須賀市議会では議員全員で予算特別委員会をつくります。そして予算審査は4つある常任委員会が「分科会」となってそれぞれの所管する分野の審査、京田辺市の部局別審査に相当する審査をして、最後にそれをまとめる総括質疑をやっています。

 議会報告会を、年度当初にその年度の予算を軸として実施しているのも、このあたりに理由があるのかなと感じました。この点では京田辺市と違うところもありますが、一年サイクルで取り組んでいる点などは参考になりました。

 なお横須賀市議会の研修の際にいくつか資料をいただきました(一番上の写真です)が、その中に「議会でゲンキ!」という小冊子が入っていました。余り他の議会では見かけないものなので、これはどういうものかとお聞きしたところ、なんと横須賀市議会の制度や仕組みなどを紹介するもので、市内の中学校3年生の社会科授業で参考資料として活用できるようにと作成し、中学3年生全員に配布されているそうです。ちょっと珍しい取り組みですね。
posted by こうじろう at 16:53| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする