2016年01月21日

豊田市の議会報告会と市民シンポジウムについて 議会運営委員会管外視察報告2

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 昨年11月の議会運営委員会管外視察研修の二日目は、愛知県豊田市を訪問し、同市議会が取り組んでいる議会報告会と市民シンポジウムについて、研修しました。

 豊田市議会では90年代初めの頃から「タイムリーな市民への情報提供」をテーマに、様々な取り組みをされています。最初の頃は「議会だより」の発行から始まり、94年からは地元CATVによる議会中継、2001年からは地元FM局によるラジオ中継などされています。これらの取り組みは他と比べてもかなり早い時期から行われていると思います。

 そして06年に周辺の自治体として合併し、08年に議会基本条例制定の取り組みをはじめ、2011年から議会報告会の取り組みをされています。豊田市では予算審議と決算審議の後、毎年4月と11月にそれぞれ2ヶ所で議会報告会を行っています。横須賀市と似ていますが、予算委員会、決算委員会はそれぞれ全議員が委員となり、5つある常任委員会が「分科会」として審査をしています。

 そして議会報告会での報告は、それぞれの常任委員長と予算委員長(又は決算委員長)の計6人で行っているとの事です。豊田市では市内を12の地域に分けて、一年で4ヶ所で開催し、3年で一巡するようになっています。
 初めて開催した時には地元のケーブルTV局もニュース番組でとり上げたそうで、その時の録画も研修の際に見せてもらいました。(一番上の写真です)

 また豊田市では「議会報告会」とは別に、毎年1回、市議会主催の「市民シンポジウム」を開催しています。これも11年からはじまったもので、そのテーマは1回目こそ議会活性化になっていますが、2回目以降は「健康づくり」や人材育成、災害被災地支援などになっています。「市民シンポジウム」は5つの常任委員会が順番で担当を受け持つ事になっており、そのテーマや内容などもそれぞれの常任委員会で相談して決めているそうです。

 議会がシンポジウムを開催するというのも珍しいですが、そのテーマや内容が直接的には議会活動と少し離れて、なんだか行政サイドが主催するようなものもあるので、その取り組みについて少し聞いてみたところ、参加された方のアンケートでは「議会がこういうことをやる事は積極的でよい」など評価される声が多いとのことでした。

 今回、議会運営委員会で訪問した横須賀市と豊田市は、それぞれ人口が40〜42万人という大型の市で予算規模も1500〜800億円と、京田辺市と比べても格段に大きな都市です。議員定数もそれぞれ京田辺市の倍以上なので、規模の違いによるものも少なくないですが、議会の取り組みをどうやって多くの市民の方に知ってもらい、その理解を得ながら進めていくかという点では共通の課題もあると思いました。そのために取り組まれている「議会報告会」の経験を京田辺市でも参考にして取り組んでいきたいと思います。
posted by こうじろう at 19:16| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする