2017年03月10日

保育料や介護保険料で、部分的な負担軽減へ 文教福祉常任委員会の審議から

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 今日は文教福祉常任委員会が開かれました。一番上の写真は委員長席から写した委員会室で、議案審議の場合は委員が写真の右側に座り、市長など市当局側が左側に座ります。所管事務調査で市当局への質疑を行う場合はその形ですが、委員同士で議論をする時には、右側の委員長席から遠い方の委員が、左側の手前に移動し、委員同士が向かい合う形で議論をしています。

 今回、市当局から提出された議案は全部で4本あります。
 一つは市史編さん委員会設置条例の制定です。これは今後10年くらいの計画で、古代史から中世・近世、そして近現代にいたるまでの京田辺市の歴史を専門家の力も借りてまとめていく、そのための市史編さん委員会を置くためのものです。
 計画では、本文編で全3巻(先史・古代、中世・近世、近代・現代)、資料編で全5巻(考古・古代文書、中世・近世文書、近代・現代文書、美術工芸・建造物、民俗・地理)の発行計画でインターネットの活用などもあります。これは委員会では全会一致で可決しました。

 また低所得世帯・一人親世帯向けに幼稚園、保育所の保育料負担を軽減する条例改正案も全会一致で可決しています。年収360万円以下の世帯の保育料を引き下げるとともに、住民税非課税世帯で2人目の子どもから保育料を無料にします。これらは国の制度改正を受けたものですが、子育て支援の拡充につながるものだと思います。

 高齢者向けでは介護保険料の算定にあたって、土地売却などで一時的に所得が増えた際に従来なら翌年度の介護保険料が引き上がるようになっていました。それを土地売却などによる一時的な所得増の場合は介護保険料が引きあがることのない様に改定する条例改選も提出されており、こちらも全会一致で可決しました。

 年金削減によって預貯金を取り崩すだけでなく、暮らしのために不要となった土地などを売却したら、一時的な所得増のために住民税や国保税などが次年度にはね上がることになります。せめて介護保険料だけはそうならないようにしようという事だと思います。
 これも国の制度改正で、国全体では2018年度から制度改正ですが、地方自治体が独自に条例改正して2017年度から実施することも可能という方針が示されたことから、京田辺市が独自に条例提案しました。その背景には京田辺市でもこの間、こういう事例に該当する高齢者が20人以上いたことがあります。高齢者の暮らしを支える施策の拡充は大事な課題だと思います。

 4つ目は国による介護保険制度の改悪の流れの中で出された、介護保険制度変更の条例改正です。これには横山議員が小規模事業所への負担増につながる課題なども指摘しました。また委員会の審議でも軽度、要支援者への介護サービスの切捨てにつながる状況も指摘されました。採決では、日本共産党は反対しましたが、他の委員の賛成で可決しました。

 3月議会では、補正予算案の審議はすべて予算特別委員会で行うので議案審議は、上の4本だけでした。その後、所管事務調査に入りました。この間、介護保険、中学校給食、学校環境整備、不登校問題、の4つのテーマについて、一定のまとめをするために1月から2月にかけて文教福祉常任委員協議会で、委員同士で議論してまとめについて全体で合意していたので、今日の委員会では、そのまとめ案について委員長の私から提案して、それを全委員が了承する形をとり、短時間で済ますことができました。

 このため委員会審議としては珍しく午前中で終了することができ、午後からは市当局から「健康増進計画・食育推進計画 中間評価」についての報告を受ける文教福祉常任委員協議会になりましたが、こちらも1時間程度で終わりました。

 京田辺市議会では、各常任委員会の任期は2年としているので今期の委員による定例議会はこの3月議会までとなります。通常は5月に役員改選や常任委員会構成の決定のための臨時議会を開き、今年の6月議会から新しいメンバーでの常任委員会が発足します。そのため所管事務調査も今回の議会でとりあえずまとめをすることになりました。その内容などについては改めて紹介したいと思います。
posted by こうじろう at 17:16| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする