2017年03月16日

食育による中学生の意識の変化〜中学校昼食アンケートから

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 今日の午後、第2回京田辺市中学校昼食等検討委員会が開かれ、傍聴してきました。今日は今年1月に実施された市内中学校の生徒、保護者を対象にした「中学生の食生活と中学校昼食に関するアンケート」の結果がまとまり、その報告と論議があり、傍聴者にもアンケート結果をまとめた資料が配布されたので、議論の内容などもよくわかりました。

 アンケートの回収率は、生徒が1817人対象で1273人、70.06%、保護者が1679家庭対象で1244家庭、74.09%、でした。朝食のことなど食生活に関わることもありますが、中心は昼食についてのことで、生徒用と保護者用では共通する質問が大半ですが保護者用にきいているものもあります。自由記述の結果も丁寧に集計してあり、ざっと見ても様々な意見があって興味深く、また貴重な資料になると思います。
 また京田辺市では今の選択式デリバリー弁当方式を導入する際、2011年度にも同様のアンケートを行っており、その時の結果と比較するための資料もありました。

 中学校での給食実施について、生徒と保護者の間で大きく回答が異なるのは、今回も11年度と同様ですが、今回は生徒の回答で「小学校のような給食」を挙げた回答が5ポイント以上、増加しています。その部分を比較したのが下の表です。
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 この他、もう一つ注目したのは生徒に対して「小学校での給食についてどう思いますか」という問に対する回答の変化です。複数回答化の設問ですが、「栄養のバランスがよい」とする回答は、11年度アンケートは16.36%でしたが、16年度には29.38%と倍近くに増えています。
 これはこの間の小学校での食育の成果が現れているのではないかと思います。

 検討委員会でも委員の方から、「生徒と保護者で意見が違う。生徒は好きなものを食べたいと弁当が多く、保護者は栄養バランスを考えて給食が多い。食育という面でどうなのか。食育は小学校6年間で終わるものではない。食育を続けていく上で、それに弁当がふさわしいのかという面もある。」という意見や、「中学生は食をもっと乱雑にとらえていると思っていたが、アンケートを見るとそうでないことがわかった。食について考えている子が増えているのではないか。5年前と比べて生徒でも給食をという子が増えている。」、「小学校での給食指導や食育がすすむ中で、子どもたちの給食への理解が高くなっているのではないか。」という意見が出されていました。これらは学校給食の意義を考える上でも非常に大事な事だと思います。

 なお現行の「選択式デリバリー弁当」についてですが、昨年の決算特別委員会で私は利用可能なように「利用登録」している生徒数は全体の2割にも満たないのではないかと指摘し、実態をきちんとつかむよう求めました。(詳しくは1月5日の記事「中学校デリバリー弁当の深刻な実態 16年決算審議から7」をご覧ください)

 今回のアンケートでは保護者向けアンケートでは、中学校昼食予約システムへの登録の有無を聞く設問がもうけられました。その結果は「登録している」と回答があったのは実数で150件、割合では12.56%と2割どころか1割そこそこという状況であることも明白になりました。日々の利用数はすでに一日平均で10食程度にとどまっていますが、登録数でも生徒と保護者のニーズにあっていないことは明白になったと思います。やはり一日も早く中学校でも小学校と同様の、安全で美味しく温かい完全給食を実施すべきだと思います。
posted by こうじろう at 17:27| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする