2017年03月24日

明治乳業争議 中労委命令報告集会

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 今日の夜、京田辺市内で明治乳業の賃金差別・昇給差別などの不当労働行為に対して救済を求めて中央労働委員会に再審査を申し立てていた労働争議で、2月17日に中央労働委員会が下した「不当命令」についての報告集会がありました。

 明治乳業の全国争議団は京田辺市にある京都工場をはじめ全国9事業所、32人の方が申し立てていたものです。今回の「中労委命令」は一方で争議団の申し立てを「棄却」するという不当なものですが、他方で争議団のみなさんの永年の闘いの甲斐もあって、明治乳業が過去に行ってきた、労働組合つぶしや会社に批判的な労働者への賃金差別、昇給差別を事実として認定し、さらに労使双方、殊に会社側に対して労働者側と和解するよう求めるなど、積極的な内容も含まれています。

 今日の報告集会は全国争議団が、今回の「中労委命令」の積極面も活用してさらに運動を広げようと、9事業のある地域を中心にその内容を広く知らせようと取り組まれたものです。報告には全国事件弁護団事務局長の金井克仁さんが来られて、「中労委命令」の問題点と共に、その前進面などを具体的にお話され、明治乳業の行ってきた不当労働行為を事実上、中央労働委員会も認めざるをえなかったこともよくわかりました。

 京都工場からもお一人ですが全国争議団に加わって、粘り強く明治乳業と闘っている方がいらっしゃいます。今日の報告集会では、日本共産党山城地区委員会の谷口委員長も連帯のあいさつをしていますが、その中で「この地域で不当労働行為は許さないと旗を掲げてがんばってこられた事に感謝している。」と述べられていました。
 働く者の権利を踏みにじることは許さないという闘いを続けられてきたことの意義は、明治乳業相手の問題だけでない大きな意義があるものだと思います。

 大阪争議団の方も今日の集会に参加されていましたがその方は、「明治は今年創業100年目の会社だが、私は定年後も争議団として55年間、関わった。74年の人生の2/3は明治との争議だった。古い話ではない。賃金差別でつけられた年収で97万円もの差は、遺族年金にも影響する。明治は50年前にブラック企業になったが、ブラックなのはチョコレートだけでいい。」と迫力をもって訴えられました。

 京都争議団の方は「私もかつて係長に斜め横断を咎められて一週間のどぶ掃除をさせられた。その係長が出る杭は打たなあかんと話していた。賃金差別は退職後の年金支給額にも影響しており、死ぬまで賃金差別を引きずる。この闘いは絶対負けられない。勝つまで闘う。」と訴えられ、心に響くものがありました。

 食品を扱う巨大企業が、自らの労働者の人権を踏みにじるような「ブラック企業」であることは大きな問題だと思います。明治乳業はその社会的責務を重んじるなら直ちに謝罪し和解すべきだと思います。
posted by こうじろう at 21:51| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする