2017年03月26日

新幹線駅の地元負担は15億円!北陸新幹線シンポ

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 今日の午後、日本共産党が主催した北陸新幹線延伸問題を考えるシンポジウムが開かれました。司会は日本共産党京都6区予定候補のかみじょう亮一さんで、パネリストにはこくた恵二衆院議員、日本共産党の本村衆院議員の秘書でリニア新幹線問題などの政策担当をされていた永野さん、西脇いく子京都府議、そして富山県で公共交通を考える市民運動に参加されてきた渡邊真一さんの4名です。それぞれから報告がありましたが、いずれも非常によく準備されたものだと思います。

 こくた衆院議員は最初に、北陸新幹線延伸について、マスコミ報道でも「政治的決着」と言われる状況があるように、そもそも地元要求から出てきたものではないこと、安倍政権の下で強引に進められている無駄な巨大公共事業の一連の流れの中でとらえることの重要性を指摘されました。この問題の背景を考える上でも大事な点だと思います。

 また西脇府議は京都府知事の地元負担も考えない無責任な推進体制を具体的に批判されていました。それを聞きながら私は京田辺市の3月議会で京田辺市長が「北陸新幹線の整備効果を生み出す施策を行っていく」と、巨額の地元費用負担のことも真剣に検討せず「できた後で考えればよい」というような無責任な態度の背景には、京都府知事の無責任な態度があるのかと得心しました。

 地元負担の問題について、富山県から来られた渡邊さんは富山県では約100キロの北陸新幹線の総工費が7168億円で、その内、富山県がおよそ1/3の2356億円も負担した事を紹介されていました。年度によっては県全体の税収の30%を超える費用負担もあったそうです。

 この点では西脇府議は3月府議会の予算委員会で、日本共産党が地元市町村の費用負担の見通しを質問したのに対し、府当局から「一般的な事例だ」とした上で「おおよそ1割程度を駅のある市町村が負担してきた経過がある」と答弁していることを紹介されていました。松井山手駅に設置予定の新幹線駅の建設費は今の時点でも150億円といわれており、その1割となると京田辺市だけで15億円もの負担を強いられることになります。

 それだけでなく永野さんは費用の問題について、総工費といわれている2兆1千億円では到底収まらないだろうということを他の事例を挙げながら紹介されました。北陸新幹線は教徒では大深度地下を通す計画のようですが、その工事はかなり難しく難工事ほど後から工事費がかかり、同様の計画である東京外環道建設工事では、1m8千万円の予定で始まり、工事が進む中で1m1億円を超える事態になったことも言われました。

 さらに新駅建設についても150億円というのはあくまで駅本体であり、駅へのアクセス道路の整備や駅前整備など、地元負担で進める工事を含めるとだいたいその1.5倍くらいの費用になるのではないかと指摘されていました。

 今日のシンポジウムには全体で130人の方が参加されており、関心の高さも感じました。しかし一方で北陸新幹線延伸計画について、莫大な地元負担の事をはじめその概要がまだあまり知られていない事も感じます。北陸新幹線延伸計画のとんでもない中身を多くの人に知らせることが大事だと改めて痛感しました。

 シンポジウムは午後からの始まりで、終わった時には小雨になっていました。この3月は寒い日が続いていますが、先週に続いていつも早咲きの小学校裏手の桜はどうなっているかと、シンポジウムの前に見てきました。下の写真のようにきれいに咲きほこっていました。まだ満開まではいかないようですが、9分咲きくらいにはなっています。早く暖かい春になってほしいですね。
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posted by こうじろう at 18:38| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする