2018年08月31日

地方で実現したものが国の制度へ〜未婚一人親家庭への支援拡充

 8月28日の京都新聞Web版に「未婚世帯も保育料軽減 9月1日から、政令を改正」という記事がありました。

 死別または離別した一人親世帯では所得税等の算定の際に「寡婦(夫)控除」が適用され、控除後の所得に基づいて算定される保育料もその分、負担が軽くなります。しかし未婚のままの一人親世帯だとこの「寡婦(夫)控除」が適用されないため保育料は軽減されません。同じ年収の一人親世帯でも、その一人親の結婚経験の有無によって保育料などに差が出ることになります。

 地方政治ではこの矛盾は以前から指摘されており、未婚の一人親世帯でも、結婚経験のある一人親世帯と保育料が同水準になるように、独自に「寡婦(夫)控除」を適用したとみなして保育料を算定する「みなし適用」をしている地方自治体が広がっています。

 京田辺市でも同様の対応は2016年4月から始まっています。京田辺市の制度については16年2月10日の記事「未婚の一人親家庭への支援導入へ。大河原さん、井筒市長候補、さわむら市議候補が訴え。」をご覧ください。ちなみに京田辺市では保育所保育料だけでなく、「病児・病後児保育利用料」「ショートステイ(子育て短期支援事業)」「幼稚園保育料」「私立幼稚園就園奨励費補助金」「学童保育料(留守家庭児童会負担金)」の6つに適用するようにしています。

 住民の要望を受けて地方自治体が独自に「みなし適用」を導入して負担軽減に取り組んできましたが、それが広がってようやく政府も国の制度として導入することになります。

 このように地方自治体が住民のためにおこなった施策で後から国が導入するようになったものは幾つかあります。古くは京都の蜷川府政時代に老人医療費無料化制度を国に先駆けて導入し、それが全国に広がる中で国の制度になったのもその一つです。(この制度はその後、国から廃止され地方でもどんどん後退しました。京都府でも大幅に後退しましたが、それでも住民の運動もあってマル老制度として残っています)

 住民の役に立つ制度を地方自治体がまず取り入れて、それが全国に広がりやがて国の制度として確立していく。この点で地方政治が果たす役割は非常に大きいと改めて感じました。そしてだからこそ、住民のための政治をめざしてがんばらねばと思います。
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2018年08月30日

所管事務調査のあり方、議員定数など議会改革を議論

 今日の午後、議会運営委員会が開かれました。最初に9月議会の一般質問の順番を確認した後に、1時間半くらい、議会改革の取り組みついて議論しました。
 この間、議会運営委員会では、議会改革について、議会基本条例の検証、議員政治倫理条例の改定、議会報告会のあり方、大規模災害時の議会対応・議会BCP計画の作成、所管事務調査のあり方、開かれた議会づくり、政務活動費・議員報酬・定数・費用弁償、広報広聴活動、など8つくらいのテーマで継続的に議論してきました。

 この中には議員政治倫理条例のようにすでに改定したものもあれば、BCP計画など関係機関と調整中のものもあり、全部を同じように議論するわけではないですが、それでも今日はいくつかの課題にわたって議論になりました。

 議会報告会や広報広聴活動に関しては5月に実施した管外視察研修で訪問した所沢市や国立市などの例も参考にしながら京田辺市ではどういう形が良いのか、意見交換をしています。

 議員報酬に関しては、先日、市特別職報酬等審議会の会合が開かれ検討が始まっている事、9月末には2回目の会合がありそこである程度の結論がでるのではないかという説明が議会事務局よりありました。
 議員定数について現在、京田辺市議会は定数20名に対し欠員1名で19人になっていますが、「19人でも議会として十分活動できており、定数を減らしてよい」という意見も出されました。これに対し私は「多様な市民の声を議会に反映させる上で一定数の議員は必要。現状でも小学校区単位で議員のいない地域もある。定数を減らすべきではない。」と述べました。

 この他にも政務活動費の運用に関わる問題や、所管事務調査についても現在の方法の積極面とともに課題なども出されて議論になりました。これらは一度の議論で結論がでるものでもないと思います。
 今後も市民に開かれた議会づくりをどう進めていくのか、という見地からしっかりと議論していきたいと思います。
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2018年08月29日

防災広場予定地を見学。国民救援会綴喜八幡支部大会。

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 今日の午後、総務常任委員会の「防災について」をテーマとした所管事務調査の一環として、委員による防災広場予定地の見学を行いました。
 京田辺市は、大規模災害時に自衛隊などの救援を受けるための拠点の確保やへりぴポートの整備、支援物資の受入れなどのための「防災広場」を2023年完成をめざして整備する計画を進めています。

 その「防災広場」の予定地は現在の市のゴミ焼却場・甘南備園と京奈和道田辺西インターの間の地域になります。まだ用地買収も終わっておらず、現在は山林となっていますが、その予定地を向い側にあるニッタハースの工場の協力をいただき敷地の一角から見学したものです。

 一番上の写真がその予定地で、手前にあるのが国道307号です。写真の右端の少し外側辺りから山林に入っていく進入道路をつくり、その道路が甘南備園の裏側までのびてぐるっと回って、京田辺市と枚方市が共同で建設する予定の新ゴミ焼却場予定地まで行きます。

 防災広場はその進入道路の東側にそって、国道307号の付近から整備する予定で大雑把には長靴みたいな形でつくられます。委員への説明の際にはごく簡単な完成イメージ図も示されましたが、担当部局からは「用地確保も終わってない段階で、とりあえずの説明用として作成したイメージ図なので、大きく変わる可能性もある」とあったのでここへの掲載は控えておきます。

 国道307号と奥へ入っていった防災広場の南端にあたる地点とは30mの高低差もあるそうで、そのため防災広場を3段くらいに分けて整備する事も計画されています。写真のように現在はただの山林ですが、それでも実地に見るとより具体的なイメージはできますね。

 ところで見学したニッタハースの敷地の一角では赤とんぼが飛んでました。ご覧のようにいい天気で今日も大変暑かったですが、やはり夏から秋へ季節のうつろいはあるようです。
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 夜には国民救援会綴喜八幡支部第21回大会があり、参加しました。今年は国民救援会にとって創立90周年となり、また綴喜八幡支部でも支部結成30周年という節目にあたることから、前半では国民救援会京都府本部の橋本事務局長を招いて「救援運動の歴史を学ぶ」と題した学習会がありました。

 戦前の天皇専制政治の下での弾圧から、国民の権利を守り弾圧された人たちを支援するために国民救援会の前身(結成時の名称は解放運動犠牲者救援会)が結成された経過からはじまって、戦前の闘い、そして戦後の闘いから現在に至るまでの闘いが、国民の権利を守る闘いでもあったことがよくわかる講演でした。
posted by こうじろう at 21:42| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月28日

一般質問は9/6午後3時半過ぎから。科学的社会主義の学習会。

 今日はお昼に9月議会の一般質問の通告が締め切られました。日本共産党議員団は今回も5人の議員全員が質問します。全体でも13名の議員から質問通告が出されました。
 私は一般質問初日の9月6日(木)の5番目に質問に立ちます。初日の最後なので前の方の様子によって開始時刻はいろいろ変わると思いますが、おそらく午後3時30〜45分くらいになるのではと思います。


 9月議会は開会日から一般質問初日まであまり日がなく、しかも月末月初めもありいろいろスケジュールが詰まっているので質問準備がちょっと大変になりそうです。できたら最終日が良かったのですが、こればっかりはくじで決まったものなので仕方ありません。

 今回、私は大きくは3つのテーマで質問します。一つは中学校給食に関してでいよいよ市当局による本格的な検討が始まった下での課題についてとり上げます。二つ目は防賀川の市北部地域での河川改修の課題についてとり上げます。これは7月初旬の「7月豪雨」の時に見に行った現地の状況などを踏まえて行います。三つ目は健康診断事業にかかわるものです。この課題は現在、日本共産党議員団が取り組んでいる「2018年市民アンケート」で幾つか要望があったものです。短い期間でも精一杯、がんばって準備したいと思います。以下に、私の一般質問通告の内容を紹介しておきます。
2018年9月議会 一般質問通告

(1)中学校給食に関して
 中学校給食実施にむけ具体的方法を検討するとした「中学校給食庁内検討委員会」が設置されたが、以下の点について問う。
@庁内検討委員会での検討経過、議論の内容などについて、その都度、議事録など公開していくべき。
A学校給食についての検討であり、学校教育、食育という観点が最も重視されなければならない。その点で、学校栄養士などの学校関係者の参加や、意見の反映をすべき。
B中学校給食について、保護者からの要望は非常に大きい。保護者などの要望、意見を取り入れるべき。
C7月から委員会が開始されたが、現在の状況と今後の検討スケジュールの見通しなどを明らかにされたい。

(2)防賀川の改修について
@7月豪雨の際、大住地域北部の防賀川は水位が上昇し、周囲の道路や農地では一部冠水する状況も見られた。治水面からみた防賀川の現状と課題についての市の見解を明らかにされたい。
A虚空蔵谷川合流部より上流域の河川改修について、現状と市の考えを明らかにされたい。
A防賀川の改修について喫緊の課題として、京都府に早急な実施を要望するよう求める。

(3)各種の検診・健診について
 国保特定健診など、市が実施する各種の検診・健診について、受診者の希望する医療機関であれば京田辺市内以外のところでも受診できるよう求める。

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 午後からは京都市内で開かれた、日本共産党京都府委員会の地方議員向けの学習会に参加して来ました。今回は「科学的社会主義」をテーマにしたもので、日本共産党中央委員会付属社会科学研究所の事務局長・山口富男さんが講師をされました。

 2015年に不破哲三さんが行なった科学的社会主義セミナーでの講演「マルクスと友達になろう」をテキスト(上の写真です)に講演されました。科学的社会主義は、私たち日本共産党の綱領や政策、様々な活動の土台、理論的基礎となるものです。私も入党した大学生の頃にずい分と勉強し、「資本論」をはじめマルクスやエンゲルスの古典を「難しい」と思いながら勉強しました。

 最近は科学的社会主義をテーマにした、まとまった講演などを学ぶ機会は減りましたが、今日の山口さんの講演を聞いていると、私が大学生自分に勉強していた頃よりもさらにマルクス、エンゲルスの古典の研究も進み新たな解明もずい分されているなあと感じました。最新の研究についていくのは大変ですが、改めて基礎的な勉強もしっかりしないといけないですね。
posted by こうじろう at 20:36| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月27日

就学援助入学準備金前倒し支給・ブロック塀撤去費用一部助成へ〜議会運営委員会を開催

 今日の午後、9月議会に向けた議会運営委員会が開かれました。この場で市当局より9月議会に提案する条例改正案や補正予算案などの概要が示されました。今回、条例改正案は2本でいずれも国の法改正や制度改正に伴うものです。

 補正予算案では幾つか新規事業が提案されています。その一つに、家庭のブロック塀を撤去して生垣に換える場合、生垣設置費用だけでなくブロック塀撤去費用についても補助対象とする制度変更があります。
 元元、京田辺市では緑化推進の見地から家庭の生垣設置費用には助成制度がありました。それを今回、ブロック塀から生垣に変更する場合にはブロック塀撤去費用も助成対象とする、というものです。

 これについて私は「大阪北部地震もあり危険なブロック塀除去の動きが広がり、長岡京市などでは個人宅でもブロック塀を撤去する費用を助成する制度を新規に開始すると報道があった。京田辺市でもブロック塀を生垣に交換する場合だけでなくブロック塀撤去そのものを助成対象としないのか。」と質問しました。
 市当局からは「緑のまちづくりの中でとり上げる。だから生垣にするためにブロック塀を撤去する場合に助成する。」と説明がありました。
 従来はブロック塀撤去に何の助成もなかったので一歩前進だとは思いますが、安心安全なまちづくりという面からもこの課題を考えるべきとも思います。

 また小中学校への入学費用を援助する就学準備金の「入学援助金」について、今年度は新年度、4月に入ってから小中学校の入学式までに支給するという前倒し支給が実現しましたが、来年度は支給時期を更に前倒しにして今年度中に支給するための補正予算案も提案されています。具体的な支給時期について聞いたところ「今のところ3月と聞いている」と説明がありました。実際に入学に関わる費用の支出に間に合うように支給できるよう求めていきたいと思います。

 他にも住民票・所得証明書等コンビニ交付システム導入事業の予算も提案されています。この事業は2年がかりで19年秋から開始予定との事ですが、総費用は約2300万円になっています。以前の質問への答弁でコンビニ交付のコストは1通3000円になるという説明もあったので、費用対効果という点でどうなのかという問題もあり、議会でしっかり審議したいと思います。

 なお今日の議会運営委員会で確認した9月議会の日程は以下の通りです。
2018年9月定例議会日程

9月 3日(月)開会本会議 午後1時半〜
   6日(木)本会議一般質問 午前10時〜
   7日(金)本会議一般質問 午前10時〜
  10日(月)本会議一般質問 午前10時〜
  13日(木)建設経済常任委員会 午前10時〜
  18日(火)総務常任委員会 午前10時〜
  19日(水)文教福祉常任委員会 午前10時〜
  21日(金)議会運営委員会 午後1時半〜
  26日(水)議会運営委員会 午後1時半〜
  28日(金)閉会本会議 午後1時半〜
posted by こうじろう at 19:15| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする