2019年02月12日

国保税引上げは1.2倍ですむのか〜総務常任委員協議会3

 今日の記事は2月10日の記事「国保財政に府は独自支援をせず〜総務常任委員協議会2」の続きです。

 2月7日の総務常任委員協議会での国保税についての議論で、もう一つ重要な中身は19年度から22年度にかけて4年連続で国保税を引き上げていき、18年度比で1.2倍へ引き上げる計画の後の動向です。

 市の今の時点での見通しでは、23年度までの5年間、府納付金を確保するのに不足する財源は毎年約2.6億円と見込んでいます。一方、18年度比で1.2倍に国保税を引き上げて見込める税収増は約2億円で、その差額0.6億円がなお不足しています。

 この数字がそのまま推移すれば、4年後に更に新たな国保税引上げの計画が必要になる可能性もあります。これについて市当局は「医療給付費の動きについて、減っていく可能性や、給付などの適正化もある。重症化の防止など予防医療の重視もしていく。まず4年間を見ていく。23年が今のところ激変緩和措置の最終年度で、そこでまた見直す。」と説明しています。

 4年先の話なので、今後の国保加入者数の推移や健康推進事業の成果などによって変動する要素もあります。また国の制度がどうなるのかで大きく変わる可能性もあるので、一概に4年たってまた引き上げになるとは言い切れません。
 ただ今でも医療費を抑えるための努力はされていますし、それが4年間で更に新たな成果を出せるのかという問題もあります。何より国が全国知事会などが求める1兆円規模の公費投入にいつまで背を向け続けるのかというのが一番の問題です。この点で国の姿勢を変えないと困難は続くのではないかと思います。

 この点で日本共産党の西畑利彦議員が「このままでは国保制度の維持そのものが困難になる。制度維持へ市は国、府へ働きかけるべきではないか。」と指摘したのに対し、市当局も「府、市が努力しても国の制度改正が必要。今のところ国の公費から3400億円が入るが厳しい状況にある。他の自治体とも連携して新たな公費投入による国保の財政基盤強化を要望している。府にも支出金割合の増加や、保健事業(特定健診など)への補助金を現在の1/3から引上げるよう要望していく。」と説明がありました。

 市当局の説明はもっともなものだと思います。また国保加入者向けの「特定健診」への府の補助金が今のままでいいのかという新たな課題も出てきました。今後も、国、府へ住民の医療と健康、命を守る国保制度を守り、あまりに重い国保税負担を軽減するためにがんばりたいと思います。

に続く)
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2019年02月11日

第42回二月堂竹送り

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 今日は毎年、京田辺市普賢寺地域で行われている伝統行事、「二月堂竹送り」がありました。今年で復活してから42回を数えます。上の写真は、奈良東大寺まで送り出す竹の道中安全祈願を行う大御堂観音寺です。今朝も2本の竹を竹林から掘り出していますが、それ以外にも6本の竹が事前に正面のお堂の前に並べてあります。
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 朝から掘り出された竹は普賢寺ふれあいの駅で一休みをいれてからここまで運ばれます。ふれあいの駅では今年も参加者に大根焚きの接待がありました。私もいただきましたがおいしかったです。
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 道中安全祈願の後には、参加者みなで8本の竹を近くまで運びます。田んぼのあぜ道を通りますが、青地に白抜きののぼりがきれいにはためいて清清しいですね。
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 8本の竹を運ぶので参加者は誰でも担ぐことができます。私も担ぎましたが、根っこの近くなので重たかったです。それに竹は冷たかったですが、何かしらご利益があればいいなあと思います。
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posted by こうじろう at 18:50| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月10日

国保財政に府は独自支援をせず〜総務常任委員協議会2

 今日の記事は2月7日の記事「株式配当所得にかかわる住民税課税の誤り〜総務常任委員協議会報告1」の続きです。

 7日の総務常任委員協議会のもう一つの議題は「京田辺市国民健康保険税について」で、市当局から1月16、28日の国保運営協議会で提示された、19年度から4年かけて国保税を対18年度比で120%へ引き上げていくという方針についての説明を受け、質疑が行われました。(この内容については1月28日の記事「国、京都府に国保財政へ公費投入の要請を〜国保運営協議会」をご覧ください)

 質疑では日本共産党の西畑利彦議員が「国保の広域化に伴う国の3400億円の公費投入で国保税負担は下がると言われていたのが、なぜ上がるのか。」と指摘するとともに、広域化に伴う「激変緩和措置」について、その原資はすべて国の交付金で、府独自の財政支出はないのではと指摘しました。

 この「激変緩和措置」は広域化にともなって国保税が引き上がる自治体に対して、急激に上がらないように2023年度までの予定で行われるものです。京田辺市ではこの「激変緩和措置」による交付金を18年度は1億円受けており。19年度から23年度までの5年間でも約4億円を受ける見込みとなっています。

 その財源はすべて国からではないのかという指摘に対し、担当課からは「京都府全体では国から7億円がおりてきて、それに加えて府の特例基金から1.2億円追加され、計8.2億円が自治体の状況に応じて分配される。府の特例基金は元は国から広域化に備えて交付されていたもので、府独自の財政支援によるものではない。府の納付金算定の際に激変緩和として算定されているが、元のお金は国のもの。」と、指摘を認める答弁がありました。

 今回の国保税引上げの計画では、京田辺市は4年かけて段階的に120%の引上げを図るものの、それでもなお各年度に府納付金分を確保するための財源が不足するため、国の「激変緩和措置」にあわせて市独自の「激変緩和措置」を実施するとしています。18年度は1億円を一般会計から投入しており、19〜23年度にかけても一般会計から計1.5億円を投入する計画となっています。

 この点では、京田辺市は住民の国保税負担の引上げを抑えるために、不十分ながらも一定の努力をしていると言えます。ところが京都府は、その努力をすべて市町村に押しつけ、府独自の財政支援などの努力は一切おこないません。単に国から下りてきたお金を市町村へ割り振ることしか、していないのです。

 聞いたところではこの様な京都府の姿勢に対し、各市町村の担当者からも「府は市町村と痛みを分かち合わないのか」と批判の声が出されているそうですが、それも当然だと思います。改めて住民に冷たい京都府政を変えなければと思いました。

に続く)
posted by こうじろう at 17:59| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月09日

命の水を守る京田辺のつどいで水道民営化の問題点を学ぶ

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 今日の午後、「戦争する国づくりを許さない」意見広告実行委員会が主催した「命の水を守る京田辺のつどい」が開かれ、参加してきました。昨年の臨時国会で十分な議論もないまま、水道事業の民営化を推進するための水道法改正が強行されたことから、その問題点などを学ぼうと同実行委員会が開いたものです。

 最初にヨーロッパでの水道民営化をめぐる動きを描いたドキュメンタリー映画「最後の一滴まで」が上映されました。ヨーロッパではパリやベルリンなどの大都市が25年ぶりとか十数年ぶりに民営化されていた水道事業を「再公営化」する動きが出る一方で、南ヨーロッパの国々にEUが水道民営化を押しつける動きをしている状況があり、興味深く見ました。

 その後に、大阪での「水道民営化」の動きに、その問題点を明らかにして取り組んでいるAMネット事務局長の武田かおりさんが、「世界に逆行し水道民営化へ進む日本」と題して1時間ちょっとの講演をされました。

 武田さんは「水道の状況は国や地域によって全く条件が違うので、映画のような形が日本にくるとはかぎらない。」と最初に指摘された上で、水道だけでなくいま国が強引に進めようとしている「PFI方式」の導入など、公共サービスのほとんどの分野で民間企業による「民営化」の問題点についてわかりやすくその問題点を話されました。

 また講演の後半では武田さんが自ら調べられた京田辺市の水道事業の概況なども紹介しながら、水道事業をどのように運営していくのは「まちづくり」そのものと強調されました。京田辺市でも京都府から購入している「府営水」の割合を増やしていくのか、それとも地下水を中心とした「自己水」を維持していくのかが問われており、そのための水道事業の体制も含めてまさにまちづくりの課題だと改めて思いました。とても勉強になった「つどい」でしたね。
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2019年02月08日

幼児教育、保育の無償化について学習会

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 今日の午後、京都市内で開かれた幼児教育、保育の無償化についての学習会に参加してきました。日本共産党の京都府委員会が府内の地方議員などを対象に開いたもので、この10月から始まる予定の「無償化」について、その制度の概要とともに、課題や問題点などを学ぶものでした。

 一般論として保育などの無償化そのものは積極的ですが今回、政府が進めようとしている「無償化」では十分な議論もされないまま進められています。これでは「無償化よりも保育所を増やして保育士の処遇改善を」という声があがるのも当然のように思えました。本来は「無償化」も保育所拡充、保育士処遇改善のどれもを同じように進めていくべきで、それを「無償化」だけとり上げて強引に進めている感じです。

 「無償化」に伴う保育所の業務の増加などについて、その解決を各自治体に丸投げするような部分もけっこうあって、議会での議論が非常に重要になってくる面もあります。この点で私たちももっと勉強しなければと思いました。

 また今回の保育「無償化」にあわせるように「保育所保育指針」の改定が行われます。それが今後、単なる指針にとどまらず「無償化」とも相まって国が示した「あるべき保育の姿」として押しつけられるのではないかという懸念も出されました。しかも改定後の内容が、就学前教育の目標という形をとりながら、極端な言い方をすれば「期待される子ども像」をつくるようなものとなっていることも指摘されました。

 それぞれの地域や家庭の状況、一人一人の子どもの実態などにあわせて、多様な保育があると思いますが、それを「こうあるべき」というような一つの「鋳型」に押し込めるようなものにならないかと心配です。
 この点でもこれからしっかり勉強して取り組んでいきたいと思いました。
posted by こうじろう at 18:15| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする