2019年09月06日

福井県では県民一人32万円の事業費に〜福井県北陸新幹線研修報告1

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 8月9日、日本共産党京都府議団、京都市議団の方と一緒に福井県福井市を訪問し、同県の日本共産党県会議員のさとう正雄さん、北陸新幹線問題に取り組む住民団体の方からお話をうかがってきました。
 視察の直接のきっかけは、北陸新幹線の建設事業費負担額について、沿線各県の日本共産党議員団が協力して各県の事業費負担を調べた結果を公表された取り組みについて、より詳しくお聞きするためです。

 まず北陸新幹線の事業費額と沿線各県の負担額、その県民一人あたりの金額は以下のようになります。
       事業費    県負担額     県民一人あたり
長野県  1960億円    654億円    32,700円
新潟県  4850億円   1384億円    60,200円
富山県  6890億円   1889億円   188,900円
石川県  7800億円   1600億円   139,100円
福井県 1兆4600億円  2500億円   320,000円

 福井県議会では、県当局はこれら数字を示した上で、国による地方債への交付税措置があるので、実質的な県の財政負担は約1千億円、県民1人あたりでは約14万円になるとしているそうです。さとう県議の資料は国の交付税措置は省いてあるので、他県でも実質的な財政負担はこの数字より小さくなると思われます。

 しかしそれにしても福井県の事業費負担の重さは突出しています。長野県の10倍、富山・石川県のほぼ倍になっています。なぜこんなに福井県の負担が大きくなるのか、その理由は県内の沿線キロ数が他県に比べて長いことに加え、県人口数の差があります。大雑把にいって長野県の人口は206万人に対し、福井県の人口は77万人で3倍近い開きがあります。

 問題はそういう違いがあるにもかかわらず、国が北陸新幹線事業費負担割合のスキーム(枠組み)を機械的に適用し、福井県にも1/3を求めていることです。この点でさとう県議は、「本当に北陸新幹線が国家的な必要性にもとづく国家的な事業であるなら、特定の県に相対的に重い負担を押し付けるようなスキームは改めるべきだ」と指摘されていましたが、もっとな事だと思いました。

へ続く)
posted by こうじろう at 18:49| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする