2019年11月07日

京田辺市の非正規職員の現状〜19年9月総務委員会3

 今日の記事は11月6日の記事「会計年度任用職員制度の問題点〜19年9月総務委員会2」の続きです。

 京田辺市では会計年度任用職員制度の導入にあたり、現在およそ800人いる非正規職員をすべて会計年度任用職員としていく方針を示しました。では京田辺市の正職員と非正規職員の実数、割合はどうなっているでしょうか。それを年度別にまとめたのが下の表です。
19年9月雇用形態別職員数.JPG

 上の表で任期付職員(3年間等の期間限定で採用される職員でそれ以外の労働条件は正職員と同じです)と再任用職員(60歳で定年を迎えた正職員を年金支給開始年齢まで引き続き雇用する制度で待遇などは定年前より低くなります)は、法的には正職員とされることもありますが、ここでは非正規職員に分類しています。任期付職員、再任用職員を除く非正規職員がだいたい800人になります。また2018年度の職員数は予算委員会提出資料で、他年度は決算委員会提出資料を基に作成しているため基準日のとり方が少し変わっています。

 ご覧のように職員数全体の半数以上、6割近くが非正規職員となっています。この表は以前にもここで紹介したことがありますが、非正規職員の増加傾向は変わりありません。またこの20年くらいのスパンでみても、正職員数は増減はあってもそう大きく変わりなく、非正規職員が増加を続け、この間の市人口増による行政サービスの増大を担っているのは非正規職員となります。
19年9月非正規職員部署別.JPG

 ではそれらの非正規職員の方たちは市のどういう部署で働いているでしょうか。市長部局の部署別の正職員数と非正規職員数を示したのが上の表です。この表であげた部課はすべて市役所庁舎の正面玄関、ロビーのある2階にある部課で、市民の窓口利用が一番多い課や、保健師さんなど市民を直接訪問していく機会の多い課でもあります。そういうところで市長部局の非正規職員数の7割を占め、しかもそれらの課では半数から7割が非正規職員となっています。

 また表にはしませんでしたが、教育委員会部局の非正規職員は大半が学童保育や住民センター、図書館など出先機関におり、そのほとんどが日常的に市民に接する部署になります。市内8つある学童保育(京田辺市では留守家庭児童会という名称)に至っては、日常的には正職員は1人もおらず非正規職員のみで運営されています。

 このように行政による市民向けサービスを現場で直接になっているのが非正規職員のみなさんです。それらのみなさんが安心して働くことができるようにしていく事は、市民サービス向上にとっても非常に重要ではないでしょうか。不安定な働き方で本当に良い仕事が出来るでしょうか。この点で、現在の非正規職員およそ800人すべてを不安定雇用となる会計年度任用職員へ置き換えることは問題だと言わざるえません。

に続く)
posted by こうじろう at 16:55| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする