2019年11月20日

新ゴミ焼却場はオオタカへの配慮で2年遅れに。北陸新幹線延伸シンポジウム。

DSCN08230001.jpg

 今日の午後、枚方市と共同ですすめる新ゴミ焼却場建設を担う「枚方京田辺環境施設組合」の2019年第2回定例議会が開かれました。議会開会にあたっての同組合管理者である上村京田辺市長のあいさつで、新しいゴミ焼却場の稼働開始が当初予定の2023年度中から、2年遅れとなる25年度中へと変更することが正式に公表されました。

 2年遅れとなる理由は、建設予定地周辺で京都府の絶滅危惧種に指定されているオオタカの生息とその営巣が確認された事によるものです。同組合は環境アセスメント手続きの「第2段階」といえる「方法書」を18年に公表しましたが、それに対する京都府知事意見でオオタカの生息調査などが求められており、その調査の中でオオタカの生息と営巣が確認されました。

 それで昨年から鳥類専門家など3名の学識経験者による「オオタカ保全専門家会議」を開いて、調査報告などを踏まえてオオタカの保全措置などが検討されてきました。このため当初は19年度中に終わる予定であった環境アセスメント手続きが大きく遅れています。

 そのため環境アセスメントの作業期間を当初予定より1年延長するとともに、オオタカへの影響を最低限に抑える保全措置として、当初は京田辺市が1年間で終了するとしていた予定地造成工事期間を2年に伸ばすこととなり、計2年間のスケジュールの遅れとなります。

 なお同組合が今後、オオタカ保全のために実施する措置などの内容については来年3月か4月頃に公表予定の環境アセスメント手続きの「第3段階=準備書」に盛り込まれる事になっています。この「準備書」に関連する手続き期間は、公表されてから住民への説明会や意見募集などがあり5、6ヶ月を要することになります。

 今日の定例議会では、同組合一般会計の18年度決算認定の議案もあり、それに関連して、私は環境アセスメントが当初予定より1年間伸びることによる費用算出の考え方などを質問しました。

 また一般質問では私を含めて4名の議員から、当初スケジュールが2年遅れとなることについて具体的な中身や影響などをとり上げる質問がされています。
 私がとり上げた一般質問は、オオタカ保全専門家会議の内容とともに、その会議だけでなくこの地域の自然環境に詳しい団体や人たち、地元で自然保護などに取り組む団体などの意見も聞きながらオオタカの保全措置を進めるべきではないかということを提起しました。
 今後、オオタカの保全措置については環境アセスメントの「準備書」が公表されてからその内容をよく検討して、取り組んでいきたいと思います。
DSCN08370002.jpg

 夜は京都市内で、京都市内で自治体要求連絡会が開いた「北陸新幹線京都延伸問題を考えるシンポジウム」に参加してきました。報告は立命館大学経営学部教授の近藤宏一さんと名古屋でリニア新幹線の問題に取り組む弁護士の樽井直樹さんで、近藤さんの報告は整備新幹線のそもそも論や費用負担などについて具体的に問題点などを指摘しわかりやすかったです。

 樽井さんの報告では、リニア新幹線の環境アセスメントが他の事業などと比べてずさんに行われていること、大深度地下利用の問題点などを具体的に指摘されており、はじめて聞く内容もあって勉強になりました。
 報告の後のフロアからの発言では、来年2月の京都市長選挙に立候補を表明した弁護士の福山和人さんも、昨年の府知事選挙で争点の一つとなった北陸新幹線の問題について話をされました。京都市長選ではぜひとも勝ってほしいですね。
posted by こうじろう at 22:10| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする