2019年11月28日

21年度から下水道料金引上げの方針を提示〜市上下水道事業経営審議会

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 今日の午後、京田辺市上下水道事業経営審議会が開かれ、傍聴してきました。現在、京田辺市では2020〜29年度の、水道事業、下水道事業のあり方、経営戦略などをまとめる作業をしており、今日の審議会でそれらの資料が示されました。

 下水道関係では、まず50年先を見すえた基本理念として「未来へ受けつぐ故郷(ふるさと)の水」を掲げ、それを踏まえて20〜29年度の10年間の目標などを示すものとして「下水道ビジョン」素案が示されました。この中で、財政面では下水道事業は「独立採算」が原則と打ち出し、汚水処理費用(収益的収支)に補填している一般会計からの基準外繰入を21年度からなくし、その分が不足するとしています。

 そしてこの「下水道ビジョン」素案を前提に、14年8月の総務省通達「公営企業の経営に当たっての留意事項について」を踏まえて作成されるのが、「下水道事業経営戦略」案です。これも20〜29年度の10年間の計画とするもので、施設整備、更新などの事業費用の見通しなどとともに、下水道料金を改定した場合の事業全体の試算が示されています。

 試算では下水道使用料の収入、現在は7億5千万円前後で推移していますが、それを21年度より約3億円増となる10億7千万円とするとともに、下水道事業に一般会計から投入されている基準外繰入金の3億円余りをゼロとするものでした。
 今日の「経営戦略」案では具体的な使用料改定案などは示されず、実際の改定にあたっては単身世帯などの負担が大きくならないようにするなど、幾つかの点を配慮するとしています。
 それでも、下水道使用料が全体として、現行の1.4倍前後への大幅な引上げとなるのではないかと予測されます。

 水道関係では、これも20〜29年度の10年間の水道事業の財政面の基本方針となる「水道事業経営戦略」案も示されました。こちらの方は現在積み立ててある基金の有効活用によって、計画期間となる今後10年間は水道料金を改定せず据置くという方針が示されています。

 今日の審議会では、「下水道ビジョン」素案が大筋で承認され、これから市民の意見などを聞くためのパブリックコメントを実施していくことが示されました。それぞれの「経営戦略」案については引き続き議論され、来年4月をメドにそれぞれ策定するスケジュールも示されています。

 傍聴者にも資料が公開されており、それを見ながら議論を聞いていたので勉強になることも多かったです。これらの資料もよく読み込んで12月議会の一般質問に取り組みたいと思います。
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posted by こうじろう at 21:36| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする