2020年02月24日

転回・行止り道路の市道認定に反対 19年12月議会

 19年12月議会に提案され、日本共産党が反対した議案の一つに「市道認定について」があります。京田辺市では宅地造成・開発に伴って新たな道路がつくられることがよくあります。それらの道路は一般的には不動産業者・住宅販売業者などが宅地造成をして、その開発工事の中で道路を完成させた上で、市が管理するために議会の議決を経て市道として認定して、市に引き渡すというのが一般的です。

 だからこれまでにも「市道認定」議案はほぼ毎定例議会に1箇所から数箇所の市道認定のための議案が出され、日本共産党はこれまで、私の記憶する限りではほぼすべてに賛成してきました。

 ところが12月議会に市道認定として出されたものは全部で43箇所にものぼるもので、しかもその内、宅地造成などに伴って新たに造られた道路は1箇所だけで、残りはすべて従来からあった道路で、市が管理していたものの「市道」とは認定してこなかった道路をまとめて市道認定するというものでした。

 これまでからあった道路でありながら「市道」として認定してこなかった道路とは、いわゆるミニ開発など数件程度の宅地開発にみられる行止りの道路、奥に一定の広場をとってそこで自動車がUターンできるようになった転回道路です。
 これらの道路は、法律上はつくることが可能であり、開発行為上も認められてはいますが、一般的に言って、奥で行止りになっている道路は、交通安全上や消防対策、防災対策面で、様々な課題や危険があります。

 手前の家で大きな火事になれば消防車両が奥に入っていけなくなるなども考えられるので、京田辺市ではそれらの道路については「法定道路」として位置付けて補修などの管理は市がしてきましたが「市道」としては認定していませんでした。

 この方針を全面的に改めて、市内にあるこれらのミニ開発で生じた行止り道路・転回道路などを、今後は市道として認定していくというものです。その背景には、生活道路の維持管理、補修のために国の補助金を獲得するために、国の基準にそった「生活道路舗装修繕計画」を策定する必要があり、その計画で対象道路とするために従来のいわば「実質管理」を超えて正式に「市道」として認定する必要があるというのが市の説明でした。

 やや口の悪い言い方になりますがこれは、これまで京田辺市のまちづくりの観点、良好な住環境の整備や交通安全、消防・防災面から、法律上は造ることが可能な道路であっても行止りになるような道路は「市道」として認定してこなかった市の方針を、国の補助金目当てに変更するというものでもあります。

 この点について日本共産党議員団は、その問題を指摘し、従来通りの市のまちづくりの方針を堅持すべきで、むしろ行止りの道路をつくる様なミニ開発に対しては業者に対して毅然として指導していくべきとして、今回の市道認定には反対しました。これは今後も出てくる課題とは思いますが、その都度、市には良好なまちづくりのための毅然とした行政指導を求めていきたいと思います。
posted by こうじろう at 17:49| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする