2020年02月25日

ユニバーサルデザインにもとづく同性パートナーシップ制度 総務委員会視察報告1

DSCN07190001.jpg

 2019年11月11,12日に総務常任委員会の管外視察研修で東京都中野区と福生市を訪問し、11日には中野区の同性パートナーシップ制度について研修しました。

 中野区の同性パートナーシップ制度は2018年8月に導入されています。その背景には、18年4月に施行された同区のユニバーサルデザイン推進条例があります。この条例はユニバーサルデザインの理念や定義を示し、それを推進するためにユニバーサルデザイン推進計画を策定するとしています。

 ユニバーサルデザインの基本理念としては、都市基盤や施設整備などのハード面、商品・サービス提供などのソフト面に加え、「一人一人の個性や多様性が理解、尊重され、様々な人が支え合うための理解の促進」のハート面を打ち出しています。

 そして条例施行を受けて計画策定の取り組みが始まる中で、議会から計画策定を待たずに同性パートナーへの支援を求める意見も出されたことなどを踏まえ、18年8月より「中野区パートナーシップ宣誓の取扱いに関する要綱」を定めて開始されました。なお中野区のユニバーサルデザイン推進計画は19年5月に策定され区民の理解を促進する区民向けリーフレットや職員向け手引きが作成されています。

 実施に向けて18年3月から検討をはじめ、渋谷区や世田谷区などの先進事例の研究や、区内の当事者の方がグループを結成されており、そこと共同で学習会や、懇談などを進め、それらには30〜50人くらいが参加されたそうです。

 同性パートナーシップ制度の形式としては、希望するカップルが中野区役所へ事前連絡などをして説明を受け、その1週間後くらいに「宣誓書(氏名の自署。同一住所の確認)」「確認書(宣誓要件等を双方が確認しているか)」「住民票写し(同一所在地に住所を有しているか。同居する事実婚、パートナーシップの関係にある者はいないか)」「戸籍抄本(配偶者はいないか。血縁者ではないか)」「公正証書(公正証書等受領書交付希望者のみ)」を区に提出し、提出後の1週間をメドに区役所内で職員立会いの下で2人で宣誓を行い、それを受けて区長名で宣誓確認書受領証を発行、交付されます。

 なおユニバーサルデザインの考え方について、全員誰しもに当てはまる考え方でもあるとして、障害者福祉等の延長ではなくもっと幅広くとらえられており、例えば外国人在住者の方や高齢者なども含めて総合的に進めるために、区役所をあげて取り組まれています。推進計画の作成もコンサルタント業者に委託するのではなく、職員の方たちが自ら考え作成し、今後も推進、進捗状況をチェックされていくとしています。例えば同性パートナーの方たちの区営住宅への入居についても現在、担当部署で前向きに検討中との事でした。

に続く)
posted by こうじろう at 15:28| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする