2020年04月30日

市独自の財政努力より市民の負担増を優先 国保税引上げの問題点

 今日の記事は4月22日の記事「子どもの国保税均等割廃は2100万円で廃止できる 20年3月議会総務委員会3」の続きですが、総務委員会での議論ではなく、予算特別委員会の審議を通じて明らかになった問題点を紹介します。

 2018年度からの国保の都道府県化で、京田辺市は京都府から多額の府納付金を提示され、国保税の見直し=引上げを検討せざるえなくなりました。しかし変更1年目の18年度は、京都府による納付金の提示が遅れたため、国保税見直しの時間的な余裕もなく市民に国保税引上げの理解を求める時間もなかったため、京田辺市独自に「激変緩和措置」として一般会計から国保特別会計へ1億円の繰入を行って、18年度の国保税は据置きました。

 そして18年度一年かけて検討し、急激な国保税引上げを抑えるために、19〜22年度の4年間かけて、18年度比で5%ずつ引上げ、22年度には18年度比で120%に引き上げる「財政運営見通し」を示しました。
 これは国保税引上げ計画という面もありますが、市当局はその引上げのための条例改正を一度に行うのではなく、毎年、国保財政の状況や府納付金の提示などを踏まえて3月議会に、次年度の国保税引上げの条例改正をするとしました。つまり実際に国保税を引き上げる際には、どれだけの引上げになるか、その都度、状況判断しながらすすめるというやり方です。

 またこの時に示された国保の「財政運営見通し」では、国保税引上げだけでなく、18年度の1億円投入ほどではないにせよ、市独自の「激変緩和措置」として一般会計から国保会計への繰入を、19年度は2千万円、20年度は5千万円、21年度は3千万円、22年度は1千万円、23年度は4千万円、それぞれ行うという方針も示されていました。

 ところが3月議会の予算特別委員会に市当局が提出した資料では、この「激変緩和措置」分としての一般会計から国保会計への繰入は、19年度(見込み)も20年度予算も、いずれもゼロとなっていました。

 国保財政はその年々の加入者数の増減や、実際にかかる医療費など変動要因も多いので4〜5年先までの「財政運営見通し」と実際の財政状況が異なってくるのは仕方ありません。だから「財政運営見通し」と基金残高など違ってくることはありえます。ただ問題は、財源不足を埋めるための優先順位です。

 19年度も20年度も市独自の激変緩和措置=一般会計繰入がゼロであるにもかかわらず、市民の国保税引上げは計画通り実施されている、これは財源不足を埋める手立てとして、まず市民の国保税引上げ、そして国保基金の投入、そしてそれでもなお足りなかったら一般会計繰入、という順序であることを示しています。

 京田辺市政が本当に市民の暮らしを守るために精一杯の努力を行うというのなら、国保財政の不足分を埋めるにあたっても、まず国保基金の活用、そして一般会計からの繰入を行うべきです。その上でなお不足分があるのなら、最低限の負担を市民にお願いするべきだと思います。実際に19年度、20年度に「財政運営見通し」で示したとおりの一般会計からの繰入を行っていれば、1年間は国保税引上げをせずにすんでいます。

 そういう努力をせずに、国保税引上げは計画通りに進めて、それで何とかなったから一般会計からの繰入、市独自の財政努力は行わない、という市の姿勢には重大な問題があります。

(この項は終わりです)
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2020年04月29日

新型コロナウイルス対策での志位委員長の国会質問

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 今日は祝日ですが、新型コロナウイルス対策で国民全員に10万円給付を盛り込んだ補正予算案の早期成立のために国会では予算委員会が開かれています。午前9時10分からは日本共産党の志位和夫委員長が質問にたち、政府の補正予算案で不足しているものについて指摘しています。

 私は午前中は所用があって見ることはできませんでしたが、昼過ぎにはこの質問の中継動画を視聴することができました。この動画は「医療崩壊をいかにして止めるか 2020.4.29」と題して公開されています。

 志位さんは、質問でPCR検査体制の拡充のための予算が政府案には計上されていないことを厳しく批判するとともに、全国の病院への財政的な支援を国として抜本的に行なっていくことも提起しています。医療関係者の現場の実情を良くつかんだ質問で、聞いていて勉強になりました。
200429志位予算委質問病院支援パネル.JPG

 上のパネルは志位さんが、病院が新型コロナウイルス対策をとる上で減収となる要因をまとめたものです。国民の命を守るために奮闘している病院が、新型コロナウイルス対策に取り組めば大きな赤字を抱えることになる、とんでもない話だと思います。これを早急に是正し、全国の病院が少なくとも財政的には心配することなく取り組めるようにすることこそ、政治の責任だと思います。

 また志位さんの質問を聞きながら同時に、医療関係の予算を日頃から削減することばかり考えてきた自民党政治の責任を改めて考えさせられました。新型コロナウイルス対策に取り組むと病院が赤字になるというのは、実は病院が普段から収支面ではギリギリの運営を強いられていることの表れではないかと思います。この点では政治の大本からの転換も進めていくことの必要性を感じました。

 他にも質問の中で、自粛、休業の対策の一つである雇用調整助成金について、加藤厚労相は、その事業所からの申請が全国で3459件になる一方で助成金を交付した件数がわずか329件しかないことも答弁しました。これだけ自粛や休業要請をしている中で、申請が全国で3500件もないのも少なすぎると思いますが、交付はさらにその1/10にも満たないのは驚きです。

 志位さんはこれに対して、交付申請の手続きを大幅に簡素化して申請しやすくするとともに、申請を受ければ直に給付して後で審査する方式へ転換することも提案しています。通常ならありえないような方式ですが、まさに今はそうすべきときではないかと思います。

 他にも文化、エンターテイメント関連の支援についても強調するとともに、政府案には新型コロナウイルス感染がおさまった後に、文化・エンターテイメント産業を支援するために1.7兆円もの予算を計上していることに対して、「この非常事態の下で収束後の事業に呑気にお金を付けている場合かとの怒りが広がっている。収束の目処が付かない下で、収束後の事業に注ぎ込む予算が1.7兆円もあるのなら、まずは目の前の感染爆発、医療崩壊を止め、一刻も早い収束のために使うべき」と指摘しています。まったくその通りですね。

 政府の補正予算案には志位さんの指摘したような不十分なところもありますが、日本共産党は国民への一律10万円給付などを早急に進める必要があることを踏まえ、予算委員会の採決では賛成しています。政府もこの補正予算で終わりにせずに、日本共産党をはじめ野党の提案している対策も盛り込んだ次の対策を直ちに具体化することを求めたいですね。

 なお明日は参議院の予算委員会で午後2時から、小池晃書記局長が質問にたちます。こちらの方も期待しています。
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2020年04月28日

新ごみ焼却場環境アセス準備書の意見募集と住民説明会

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 京田辺市が枚方市と共同で進める新ごみ焼却場建設の事業主体である「枚方京田辺環境施設組合」から、ごみ焼却場建設にかかわる環境アセスメントに関する新しい情報が届きました。

 この環境アセスメントでは第3段階となる「準備書」が作成され京都府に提出されたことはすでにお知らせしましたが、京都府からこの「準備書」の住民への公表=縦覧と意見募集期間が決まったようです。
 縦覧は、来月5月8日(金)から6月8日(月)までの一ヶ月間で、この期間に京都府HPの「枚方京田辺環境施設組合可燃ごみ広域処理施設整備事業」で公表されます。他にも枚方京田辺環境施設組合HPのコチラにも掲載される予定です。またインターネット上だけでなく概要や要約書、本編なども所定の縦覧場所、京田辺市内では、京都府田辺総合庁舎総合案内・相談コーナー、京田辺市役所ごみ広域処理推進課、甘南備園、の3ヶ所と、京都府庁、宇治市にある山城北保健所、枚方市内では枚方市役所や支所など5箇所が指定されています。

 「準備書」に対する住民意見の募集期間は、縦覧開始の5/8から6/22(月)までで、提出先は京都府府民環境部環境管理課になっています。

 また「準備書」段階の手続きでは、その住民説明会を開催することが事業者に課せられています。枚方京田辺環境施設組合では、京田辺市内では5/21(木)夜7時〜、5/24(日)午前10時〜、の2回を、それぞれ京田辺市中央公民館で開催する予定になっています。枚方市でも5/22(金)夜7時〜、5/24(日)午後2時〜の2回、氷室小学校体育館で開催される予定です。

 ただ住民説明会については、新型コロナウイルス対策の影響で予定通り開催できるかどうかは不透明です。京田辺市では中央公民館をはじめとした公的貸し館施設は、緊急事態宣言期間の5/7まですべて閉鎖されており、それが5月後半に使用できるかどうかは不明ですし、いわゆる「3密」回避の面から説明会等が開けるかどうかも微妙です。

 新型コロナウイルス対策の影響はこういった分野にもあらわれています。住民説明会の開催も微妙ですし、縦覧期間も通常の環境アセスメント手続きと同じ一ヶ月間でいいのかという気もします。

 私も届けられた「準備書」のうち、とりあえず「概要版」と「要約書」にざっと目を通しました。「要約書」でだいたいの感じはわかりますが、詳しく知ろうと思うとかなり分厚い「本編」を読んだ方がいいところもあるように思います。

 また「要約書」では結論である「環境影響に係る総合的な評価」の部分で、「本事業は、事業者の実行可能な範囲でできる限り(環境影響は)回避又は低減されており、また必要に応じて環境の保全及び創造についての配慮が適正になされているものと評価する」と結論付けられています。これに対する住民の率直な疑問や意見などにしっかり応えていくためにも、新型コロナウイルス対策の影響を考慮し、住民の意見募集や説明会などについても柔軟な対応が必要ではないかと思います。
posted by こうじろう at 16:45| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月27日

市議会として市長に新型コロナウイルス対策の給付金上乗せなど申入れ

 今日の午前中、京田辺市議会の議長と副議長がそろって京田辺市長に対し、
@国の10万円の特別定額給付金を可能な限り迅速に給付するとともに、市独自に2万円を上乗せして支給すること。
A学校休業による児童生徒の学力低下防止策として、遠隔授業や在宅学習のための環境整備。
B地域経済への十分な財政支援と、国の責任で休業した事業者への損失補填や救済措置を講じるよう求めること。
の3点を申し入れ、「新型コロナウイルス対策に対する要望書」を提出しました。

 先週、4/20に日本共産党京田辺市議団は市長に対し「1.市として、市民の健康と暮らしを守り、『市民生活に関する相談を大いに受ける』という姿勢を明確に打ち出してください。」、「2.保育について、京都府の『緊急事態措置』方針に沿った対応をしてください。」の2点を求める「新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急の申し入れ」を提出しました。

 また私たち以外でも、「市民とともに歩む女性議員の会」「自民一新会」「NEXT京田辺」「公明党」の各会派もそれぞれ京田辺市長に対し、京田辺市としても市民生活を守るために独自の施策を充実させること等を申し入れています。

 これらの状況を踏まえ、京田辺市議会全員の賛同を得た議会の総意として、市長に新型コロナウイルス対策で独自支援の充実を申し入れようと話し合い、正副議長がそろって申し入れたものです。市長に提出された「要望書」は以下の通りです。

                    令和2年4月27日
京田辺市
市長 上村 崇様
                    京田辺市議会
                     議長 松村 博司

          新型コロナウイルス対策に対する要望書

 新型コロナウイルス感染症緊急経済対策が閣議決定され、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に各家庭への支援を行うため、特別定額給付金(仮称)事業が実施されることとなり、総務省に特別定額給付金実施本部が設置されました。
 これらを踏まえ、京田辺市議会でも(各会派)議員より、上村市長宛に新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急の申し入れがされているところであります。

1.本市では、市民全ての人々に可能な限り迅速かつ的確に給付金(10万円)をお届けできるよう、本庁では早急な住民基本台帳に係るシステム改修等の事前準備に着手していただくとともに、専決処分してでも令和2年度の補正予算の早期執行いただくようお願い申し上げます。
 また、市内各企業(商店)の営業自粛や収入減による市民の生活困窮者などを市独自の支援策として、住民基本台帳に記録されている国と同等に、市民一人につき市の支援給付金(2万円)を、同時に支給することを求めます。

2.学校休業への対応策について、小・中学校の臨時休業による、児童生徒の学力低下の防止等に対し、本市が実施する事業の経費については、十分な財政措置を講ずること。及び、児童生徒向け端末と高速ネットワーク環境の実現を目指す「GIGAスクール構想」を力強く推進するとともに、遠隔授業や在宅学習が可能となる環境を迅速に整備されることを求めます。

3.商工・観光を含め地域経済への影響について、風評被害防止など積極的に対策を講じるとともに、市が行う各種対策に要する費用に対し十分な財政支援を講じること。また、国の責任のもと、休業した事業者への損出補償を行うとともに、感染拡大の影響を受ける事業者に対する救済措置を講じることを求めます。
posted by こうじろう at 18:53| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年04月25日

池の亀と花の季節

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 今日はウォーキングを兼ねた散歩のときに目にとまったことを紹介します。松井ヶ丘地域内にある奥池のものですが、ここには冬眠から覚めた亀がけっこういます。今日は良い天気で、陽の光を求めてか亀もよく日光浴をしています。いつもは取水口のコンクリートの上にあがって甲羅干しをしていますが、そこに近づいていくと、数mくらいからコンクリートの上にいる亀が次々と、ぼちゃんぼちゃんと音を立てながら池に入っていきます。

 上の写真は取水口のすぐ側までいった時のもので、池の中にいる9匹の亀はすべてそうやって池に入ったものですが、パイプの土台みたいなところに乗っかって日光浴をしていた一番大きな亀だけは、近づいても微動だにせずに甲羅干しを続けてました。亀も長生きすると、物事に動じなくなるようですね。
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 上の写真は、多分、モッコウキバラだと思います。けっこう咲いているなと思いましたが、近づいてよく見ると咲いているのはまだ一部に過ぎず、それ以上の数の蕾がありました。これが全部咲いたらすごいことになるなあと思いながら、見てました。

 下の写真はヒラドツツジです。ヒラドツツジは、「京田辺市の花」に指定されていて、市の条例や規則などをまとめた例規集にも載っています。それによると「市の気候風土に適し、木が強く、花弁も大きく、美しいところからのびゆく市にふさわしい。」となっています。
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posted by こうじろう at 16:42| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする