2015年11月03日

すべての子どもの権利を保障する保育を公的責任で 子ども子育て新制度セミナー報告3

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 今日の記事は10月30日の記事「『多様な保育』のもとで様々な問題が発生 子ども子育て新制度セミナー報告2」の続きです。(上の写真は参加者の質問に答える講師のみなさんです)

 京田辺市では、この4月から新制度に移行したとはいえ、市内には「認定こども園」に移行した施設はなく、また「多様な保育」の下に導入された4つのタイプの「地域型保育事業」は、どれも開始されていません。市内にある公立、私立あわせて7つの保育所で、子どもに対する保育が行われています。それだけに表面的には、あまり新制度に移行したことによる変化は感じられません。

 ただ市外の私立幼稚園のいくつかが4月から「認定こども園」に移行したため、そこの「保育部分」を利用することになった保護者の方から「保育料の負担が急に重くなった」、「他自治体の保護者と比べて高い保育料になっている」という声が寄せられています。

 最後の質疑応答では、私もこれらの声を紹介して「なぜ、こういうことが起こるのか」とお聞きしました。講師の方たちからは、「背景には、新制度の下でも保育料は、それぞれの自治体が独自に決定する仕組みが残されたという事がある。」と丁寧に教えていただきました。

 セミナーへの参加全体を通して、ようやくこの4月から実施された「子ども・子育て新制度」の全体の概要を理解することができました。

 講義の中では今後の課題として、「大切なことは、すべての子どもの権利をどう保障していくのかということ。たまたま入った施設はいい保育だったが、別の施設では悪い保育だった、ということでいいのか。多様な子ども観、保育観がある中で、全体の底上げ、レベルアップを図っていくことが公的な責任ではないか。幼稚園や子ども園でもいいことは保育所でも取り入れるべきだ。」という事も指摘されていました。
 この点は今後、子どもの達に豊かな保育を保障するための地方自治体の責任を考える上でも非常に大事な点だと思いました。

(終わりです)
posted by こうじろう at 16:07| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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