2017年03月29日

共謀罪撤回求める意見書は否決に〜3月議会が閉会

17年3月議会議員別態度一覧図.JPG

 今日の午後から3月議会閉会本会議が開かれ、上程されていた条例改正案などの議案や、2017年度京田辺市一般会計予算案などについての討論と採決が行われました。

 議案関係では日本共産党議員団は、低所得世帯の保育料減免制度の拡充や、高齢者の介護保険料減免制度の拡充など市民の暮らしを守ることにつながる条例改正案などには賛成しましたが、国の制度改悪をそのまま地方自治体に持ち込む条例改正には反対しました。反対した議案については、総務常任委員会で審議したものは増富議員が、文教福祉常任委員会で審議したものは横山議員がそれぞれ反対討論にたちました。

 2017年度一般会計予算案では、日本共産党からは予算特別委員をつとめた横山議員が反対討論を行いました。予算案については、日本共産党だけでなく無会派の次田議員が反対討論を、また公明党の河田議員とみらい京田辺の小林議員がそれぞれ賛成討論を行っています。

 予算案への態度や主張などにどうかなと思うところもありますが、それぞれの議員が自らの考えにもとづいて予算案への意見を積極的に表明していくことは議会審議の充実にもつながることだと思います。
 また賛成討論をした議員でも冒頭に「経済は厳しい。国民には景気回復の実感がないと言われている。税収の伸びも期待できない。」と述べるなど、国民の暮らしの厳しさに触れるものもありました。

 代表質問や予算委員会の総括質疑では市長は、市民生活の厳しい実態を正面から見ない態度を続けていますが、それは改めるべきだと思います。

 意見書案では、当初は日本共産党が提案した共謀罪法案の撤回を求める意見書案だけでしたが、その後、民進党系のみらい京田辺から「より幅広く一致できるものにしたい」として「テロ等準備罪」法案の慎重審議を求める意見書案を対案として提出してきました。

 ただ最初に提案された内容は「テロ等準備罪」への国民の懸念を払拭するために慎重な審議を求めるというもので、会派間協議の際に私は「これでは共謀罪成立を前提とする内容ではないか」と指摘しました。それに対してみらい京田辺の議員は「慎重審議の中には廃案という選択肢も入っている」と述べたので、「それならそのことを文章にも明記すべきではないか」と提起したら、それを受け入れて文章に「廃案も含めて慎重に審議することを求める」と明記されました。

 日本共産党議員団で対応について相談し、廃案も含めて国会で慎重審議をと求める内容なら反対せずに賛成しようと決めて本会議にのぞみました。

 意見書案の本会議審議では、公明党の議員が私たちの提案した撤回を求める意見書案について反対討論を行い、「テロ対策のためには必要」「過去に廃案になった共謀罪とは違うテロ準備罪だ」などと述べ、みらい京田辺の提案した慎重審議を求める意見書案に対しても「いたずらに審議を引き延ばすことには賛成できない。政府は迅速に成立させるべきだ」と述べました。

 この反対討論を受けて、準備してませんでしたが私が賛成討論に立って、テロ対策という名目は成り立たず、国会審議でもこれまでの共謀罪と変わらないこと、また国民の内心の自由を奪う恐れが大きくさらに捜査機関による国民監視強化の口実にもなることなどの問題点を指摘して、撤回すべきだと述べました。即興で行った討論でしたが、まあまあの出来かなと思います。

 採決では私たちの提案した撤回求める意見書案は賛成少数で否決されました。みらい京田辺提案の慎重審議を求める意見書案は、賛成、反対が9対9の同数となり、議長裁決によって否決となりました。
 両方とも否決というのは残念な結果になりましたが、これからも共謀罪の廃案を目指す運動を広げていきたいと思います。なお、今日の3月議会閉会本会議での議員ごとの態度などはこちら⇒17年3月議員別態度一覧
posted by こうじろう at 17:50| Comment(0) | 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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