2017年04月13日

府営水と自己水のバランス 17年3月議会一般質問から2

 今日の記事は3月31日の記事「府営水負担軽減の重要性 17年3月議会一般質問から1」の続きです。

 15年度の京田辺市の年間総配水量(水の使用総量)は約778万tになります。そしてその水源を主に市内の井戸で汲み上げた地下水によるものを「自己水」といいますが、この「自己水」が約467万t、京都府から購入している「府営水」が310万tで、15年度の割合は自己水6:府営水4になっています。
4番3月画像府営水量グラフ.JPG
 気になるのは15年度になって、14年度から「府営水」の購入量が急激に増えたことです。上のグラフは02年度以降の「府営水」の購入量の推移を示したものです。ずっと260万t前後で推移していたものが、15年度は310万t、前年度比115%に増えています。
 いくら15年度に府営水料金引き下げがあったとはいえ、このペースで府営水購入量の増大が続けばその購入費の負担は市の水道事業経営に重くのしかかる事になると思います。またその一方で自己水の量は14年度の約488万tから15年度は467万tへ20万t以上も減っています。

 市当局は、府営水は「浄水」で購入している、つまりそのまま一般家庭に供給できるきれいな水にした状態のものを購入しているが、自己水は「地下水」を汲み上げて市が処理して「浄水」にしているので、府営水と自己水のコストは一概に比較できないと説明しています。

 そういう面はあるとは思いますが、しかし14年度と15年度の給水原価の構成を見ると、府営水購入に関わる費用以外はほとんど変化していません。つまり自己水の量が20万t減ってもコストには余り影響はありません。
 自己水を浄水にするための設備投資やその経費は、自己水量が多少変動しても、あまり変わらない「固定経費」の面が大きいのです。

 質問ではこのことも指摘し、府営水の購入量を増やすことはコストを引き上げる要素でもあり、府営水と自己水の適切なバランスを維持する必要があると指摘し、市当局に対して、そのバランスをどれくらいが適当と考えているのか、示すよう求めました。

 しかし市当局の答弁は「2系統の水源は相互に補完する大切な水源で、2つをバランスよく使っていくべきと考えている。(現状の割合について)府営水への依存率が過剰であるとは考えていない。」とは述べるものの、具体的なバランス数値については明言を避けました。

 私は過去の実績から見て急激に増加した15年度以外は、ほぼ自己水65、府営水35の割合で十数年にわたり安定しており、そのあたりを維持すべきだと思っていますが、この点は引き続き市当局とも議論していきたいと思います。

に続く)
posted by こうじろう at 18:10| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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