2020年06月25日

横須賀市の議会報告会 議運視察報告1

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 紹介がずい分、遅くなりましたが、議会運営委員会の管外視察研修で今年1月23、24日と神奈川県横須賀市と藤沢市を訪問しました。横須賀市は人口約39万4千人、議員定数は40人で、ここでは同市議会の議会改革の取り組みの中の、議会報告会と議会のICT化について研修しました。

 横須賀市では2010年度から、議会報告会の取り組みを開始されています。10〜16年度の間は、10人の議員で構成する議会報告会準備会を毎年5月に設置し、ほぼ一年がかりで内容などを検討して翌4月に市内5ヶ所の会場で議会報告会を開催するスタイルでした。

 それを17年度から見直して、議会報告会の運営組織として従来の「準備会」ではなく、それまでの議会広報編集委員会を「広報広聴会議」とし、同会議が議会だよりの編集、発行と、議会報告会の実施をするように変更されています。また開催場所についても、従来の行政センターが置かれている10の地域を2年で一巡する形から、交通の便の良い場所3ヶ所での開催に変更されています。

 また17年、18年と市内の高校生を対象とした議会報告会も開催されています。こちらでは議会からの報告だけでなくグループに分かれてワークショップ形式での意見交換もしています。
 この意見交換が好評であったことから、市民向けの議会報告会でも18年度より、議会からの報告を第1部とし、第2部としてグループに分かれて、決められたテーマにそって市民からの意見聴取という形で議論をし、最後に各グループの議論の内容を発表する方式に変更されました。なお、テーマについては、参加者が何でも話せるようにと「まちの未来について」の様な漠然としたものにされたそうです。

 議会報告会への参加者は、11年度に129名あり、その後数年間も7〜80名で推移していましたが、近年は減少傾向にあり、18年度は50名を割り込み19年度も31名にとどまっています。それもあって17年度から方法を変更するなどの試行錯誤をしている面もあるようです。
 そして20年度の議会報告会については4月開催を延期して、方法や内容をどうするか、検討しているとの事でした。

 変更の中には、従来から議会報告会の会場で事前に連絡があれば手話通訳者・要約筆記者の手配もするように案内していたそうですが、一度も事前連絡がなかったものを、17年度から会場の一つにあらかじめ手話通訳者などの配置をしてそのことを案内に掲載したところ、複数の聴覚障害者の方の参加があった、というものも紹介されました。
 議会報告会を始めてからちょうど10年たって岐路に立っているとも言われており、その課題に取り組まれている様子がよくわかりました。

に続く)
posted by こうじろう at 17:57| Comment(0) | 議会の外で | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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