2017年12月09日

大手製造企業の不正行為の背景にあるもの

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 最近、日産自動車やスバル、神戸製鋼、三菱マテリアル、東レなど製造分野の大企業で、品質検査などで不正が行われていたことが相次いで発覚して大きな問題になっています。いずれも名だたる大企業で、一般的には「あそこの製品なら問題はないだろう」と思われるようなところばかりです。

 この問題について「しんぶん赤旗」日刊紙の12月5、6日付に興味深い記事が掲載されました。一つは労働運動総合研究所の常任理事をされている佐々木昭三さんが寄稿された「自動車メーカー不正の背景上・下」です。

 この記事の「上」では日産自動車の例をあげながら、ゴーン会長の「経営者は業績に集中すべきだ」という姿勢の下にひたすら利潤追求に走り「安全より利益」、「信頼より成果」という経営体質が広がったと指摘しています。そして取締役の中に以前は生産管理部長や工場長を兼務する人、いわば生産現場に熟知した人がいたのが、そういう取締役を減らして技術や品質よりも財務を重視する経営戦略があったと指摘しています。
 そうやって業績を上げて、ゴーン氏は20009年以降の累計で80億円を超える報酬を得、西川社長も13億円の報酬を得ていたというのですから驚きです。

 そして「下」では現場の従業員がこれらの不正について「声を上げられない」実態があることを指摘しています。強引な人減らしによって技術継承が衰退したことや、厳しい労務管理、長時間労働の横行で、上司に逆らえない、ものが言えない職場になっていると述べられています。
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 そして特に目を引いたのはこの佐々木さんの「寄稿」の「上」が掲載されたそのすぐ横にあった赤旗記者のコラムです。「物言えぬ職場 だれがした」と題したそのコラムは東芝の例を引きながら、1960年代から経営陣が闘う労働組合つぶすために「扇会」というインフォーマル組織(秘密労務組織)を設立して様々な謀略まがいの手法で労働者の自由を監視し抑圧し、物言えぬ職場としてきたことを指摘しています。

 京田辺市でも明治乳業の労働争議がありその支援集会でも、明治乳業経営陣の謀略めいたやり方と、労働者の権利を守ってがんばる労働者への不当な差別と抑圧を聞かせてもらいました。それらの帰結の一つが、製造業の現場での不正につながっているのではないかと改めて感じました。

 佐々木さんの寄稿は最後に「自動車メーカー、大企業にその社会的責任を果たさせるために政治的指導性を発揮できる政治を実現すること」を求めています。まさにその通りだと思います。

 こういう問題の背景にあることも良くわかる「しんぶん赤旗」をぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。「しんぶん赤旗」日刊紙は月極めで購読料は月額3497円、毎週日曜発行の日曜版は月額823円です。ご希望の方は、私またはお近くの日本共産党の議員、事務所までご連絡ください。
 先日開かれた日本共産党第3回中央委員会総会では、来年7月をメドに「しんぶん赤旗」日刊紙の電子版を発行する方針も出されていました。ネットを通じてもお読みいただけるようにもなりますよ。
posted by こうじろう at 14:30| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月22日

2017年総選挙 京田辺市開票結果

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 総選挙は22日、投票日を向かえ先ほど、京田辺市の開票はすべて終了しました。主な政党、候補者の開票結果は上の表の通りです。

 今回の総選挙の全体の結果をどう見るかは改めて考えたいと思います。夜8時過ぎに開票立会いで京田辺市の中央体育館に行き、それが終わったのは夜12時少し前で、その間は選挙結果についての情報にもほとんど接していません。とりあえず京田辺市の開票結果をお知らせしておきます。投票率は54.38%で、前回より0.3ポイント程度の増加ですが、京田辺市では人口増になっているので、有効投票総数では前回より2677票ほど増えています。

 投票日となった22日は台風の接近で午後からは風雨が強まって大変な天候となりました。開票作業になってからも、土砂災害警戒や木津川の水位上昇による避難勧告なども出されました。夜中の避難には危険がともなう事もあります。水害なのでタテ方向への避難も有効ですのでお気をつけください。
posted by こうじろう at 20:04| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月05日

日本共産党の総選挙政策と赤旗10月号外

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 日本共産党は総選挙に向けた「2017年総選挙政策 安倍政権に退場の審判をくだし、力あわせて新しい政治をつくろう」を発表しました。

 冒頭に「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」と、日本共産党、社民党、立憲民主党が合意した以下の7項目の共通政策を掲げています。
1、これまで憲法違反を重ねてきた安倍政権がさらに進めようとしている憲法改正とりわけ第9条改正への反対。
2、特定秘密保護法、安保法制、共謀罪法など安倍政権が行った立憲主義に反する諸法律の白紙撤回。
3、福島第一原発事故の検証のないままの原発再稼働を認めず、新しい日本のエネルギー政策の確立と地域社会再生により、原発ゼロ実現を目指すこと。
4、森友学園・加計学園及び南スーダン日報隠蔽の疑惑を徹底究明し、透明性が高く公平な行政を確立すること。
5、この国のすべての子ども、若者が、健やかに育ち、学び、働くことを可能にするための保育、教育、雇用に関する政策を飛躍的に拡充すること。
6、雇用の不安定化と過密労働を促す『働き方改革』に反対し、8時間働けば暮らせる働くルールを実現し、生活を底上げする経済、社会保障政策を確立すること。
7、LGBTに対する差別解消施策をはじめ、女性に対する雇用差別や賃金格差を撤廃し、選択的夫婦別姓や議員男女同数化を実現すること。

 そして続いて10項目の重点政策を掲げています。さらにこれらを実現するための財源を示す「社会保障・教育の財源は、消費税にたよらずに確保できる―日本共産党の財源提案」も公表しています。いずれも日本共産党のホームページに掲載しており、多くの方にお読みいただきたいと思います。
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 また総選挙に向けた「しんぶん赤旗」2017年10月号外も発行されています。こちらの方は、京田辺市には明日の夕方くらいに到着する予定だそうで、届き次第、みなさんところへお配りしたいと思います。

 ただまた雨の降りそうな天気予報なのが心配です。総選挙は投票日まででも2週間ちょっとになってきただけに、雨が一日降ると大変です。昨日から朝夕はかなり肌寒くなってきましたが、日中、日が照っている中で日本共産党後援会ニュースを歩いて配っているとTシャツ一枚でも汗ばみます。気温の差も大きいですが残る期間、宣伝、そして住民の方々との対話にしっかりがんばります。
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2017年09月25日

核抑止力論は北朝鮮核開発で破綻が明確に

 「しんぶん赤旗」日刊紙2017年9月12日付に、「安倍9条改憲をどうみる」と題した一橋大学名誉教授・「九条の会」世話人の山内敏弘さんのインタビューが掲載されました。その主な内容は、安倍首相がたくらむ9条を改悪して自衛隊を憲法に明記しようという動きの危険性やその意味するところを明らかにし、それを許してはならないと呼びかけられています。

 そのインタビューの最後の部分で、北朝鮮のミサイル発射と核実験で東北アジアの緊張が激化しているのではないかという問いかけに対し、山内さんは「北朝鮮の核開発の根底には『核抑止力論』がある」と指摘し、それが「北朝鮮にとっても決して有効でないことが明らかになりつつある」、「北朝鮮の核開発がアメリカとの核戦争を誘発する危険性を増大させている」と看破されています。

 この部分を読んで「なるほど、そうだ」と大いに納得しました。アメリカを始めとした核保有大国は「核の抑止力が平和維持に不可欠」と述べて核兵器廃絶に一貫して背を向けてきました。
 しかしそれが本当に事実なのかどうか。今あらためて検証してみれば、「核抑止」を口実に核兵器を維持し続ける事こそが平和にとって最大の危険性であることが明白になってきたのではないでしょうか。

 山内さんは最後の方で「日本も『核抑止力論』の呪縛から脱却して世界の122カ国が賛成した核兵器禁止条約に加盟して、核廃絶の国際世論を高めていくことが今こそ必要」と強調されています。この点でも本当にそうだと思います。核兵器禁止条約を世界全体に広げていく、そのための努力こそ日本はすべきだと思います。

 こういうこともよくわかる「しんぶん赤旗」もぜひ多くの方にお読みいただきたいと思います。「しんぶん赤旗」日刊紙は月極めで購読料は月額3497円、毎週日曜発行の日曜版は月額823円です。ご希望の方は、私またはお近くの日本共産党の議員、事務所までご連絡ください。
posted by こうじろう at 16:04| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

梅田勝さんが死去

 昨日の「しんぶん赤旗」日刊紙に、小選挙区制以前の京都1区で日本共産党の衆院議員を3期つとめられた梅田勝さんの訃報が掲載されました。梅田さんは1972年の総選挙で初当選、定数5の京都1区で谷口善太郎さんと共に当選され、日本共産党が総選挙の同一選挙区で初めて複数当選するという快挙を成し遂げられました。

 その後、1976年総選挙で敗れたものの、1979年総選挙では京都1区で藤原ひろ子さんと再び複数当選を達成、1980年の総選挙で落選、1983年12月の総選挙で当選と3期、日本共産党の衆院議員をつとめられました。

 ところで私は1993年頃に、日本共産党京都府委員会で政策部門の仕事をしており、そこでは先輩であった現・日本共産党参院議員の井上さとしさんに日本共産党の政策活動についていろいろ教わりました。一時期、京都府北部の日本海に面した丹後地区委員会で活動していた時も、折に触れ井上さんに教わりました。

 つまり井上さとし参院議員は私の政策活動での「師匠」みたいな方ですが、実は井上参院議員は京都大学卒業後に梅田勝さんの秘書を7年、つとめられました。そして井上さんも梅田勝さんも様々な事を教わったと自らのHPで述懐されています。
 言ってみれば梅田勝さんは、一緒に活動した事はありませんが井上参院議員を通じて日本共産党の政策活動での私の「師筋」にあたる方でもあります。

 しかし実はそれ以外にも私には梅田勝さんに直接かかわる思い出があります。私は大学1回生だった1983年5月に日本共産党に入党しました。そしてその夏に学生党員を対象にした日本共産党の綱領や歴史、政策などを学ぶための一週間くらいの学習合宿が開催され、入党したばかりの私も「勉強してきなさい」と先輩に励まされて参加しました。

 そこで日本共産党の歴史=「党史」をテーマにした学習会の講師をされたのが1980年の総選挙で敗れ党府委員会の職員をされていた当時の梅田勝さんでした。

 日本共産党は1982年の党創立60周年を機に、それまでの日本共産党の歴史を戦前、戦後の綱領確定までの時期、綱領確定以降の時期と分けて全面的にまとめた「日本共産党の60年」を発行しており、私は「党史」の学習会ではその日本共産党の歴史の真髄を全面的に学べる学習会だろうと思っていました。

 そしてその学習会、講師として登場した梅田勝さんは衆院議員経験者とは思えない気さくな格好で、扇子であおぎながら丸一日の講義のほぼすべてが、戦前の日本共産党の活動とそれへの弾圧はどんなものだったかを見てきたように具体的に、リアルに、まるで講談みたいに豪快に迫力をもって語られました。

 それはそれで非常に面白く、しかも京都での弾圧も地名や時には店名(今もある老舗です)を交えて具体的に話され、「へぇー」と思うことしきりだったのですが、後から振り返ってみると「日本共産党の60年の歴史のうちの1/3くらいの話だったのでは?」という気もしました。

 それでも30年以上を経た今も強くその講義が印象に残っているのは、梅田さんのお話が戦前の日本共産党への過酷な弾圧を生々しく語りながら、一方でそういう弾圧に負けずに日本共産党の先達が闘い抜き、その歴史が数十年たったその時の日本共産党の発展の土台になっているという事を実に明るく楽天的に語ってくださったからだと思います。

 歴史の道のりは単純な一本道ではなくても、大きな目でみれば必ず前進するし、そのためにこそ日本共産党の先輩方が奮闘してきた事を、楽しく、そして確信を持って話された学習会として今でも懐かしく思い出します。
posted by こうじろう at 12:31| Comment(0) | 日々のあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする