2018年07月04日

新補助金で新たな負担増も 18年6月議会一般質問3

 今日の記事は7月2日の記事「福祉施設向け補助金制度の問題点 18年6月議会一般質問2」の続きです。

 今回の京都府による補助金制度変更について、私が一番問題だと思ったのは、元の補助金は各施設の裁量にまかされた部分が大きかったのに対し、新補助金では、京都府が「地域貢献」事業だと認定した事業を実施しないと支給されなくなった、という事です。

 制度変更によりどういう事業が対象になるのかという大事な説明自体が年度開始の時期になり、関係者の不安を広げました。そして3月から4月にかけての京都府の説明会でも「わかりにくい」という声はありました。
 さらにある関係者の方からは、「これまでも各福祉施設は、それぞれの理念やおかれた条件に見合って地域との繋がりを築いてきた。そういうことをきちんと見ることもせずに、京都府が上から補助金メニューを示して押しつけることになれば、各施設が補助金目当てに事業をやるような、本末転倒の事態にになりかねない。」と危惧する声もありました。

 しかしこれからは京都府が示したメニューに従って事業計画をたてて実施しないと補助金は受け取れません。いま、少なくない福祉施設は人手不足の悩みを抱えていますが、そういう時に新補助金を受け取るために、事業計画の作成や申請書の作成など新たな事務負担が増えることを心配されているところもありました。

 その上、新補助金は各福祉施設が行う「地域貢献」のための事業への補助であるため、該当事業を実施する費用を全額補助するのではなく、その事業費額の3/4や1/2に過ぎません。残る1/4や1/2の額は各福祉施設が負担しなければなりません。

 だから民間福祉施設から見れば、元の補助金は各定員数に応じて支給されて自由に使えたのに対し、新補助金は事務量も増え新たな金銭的支出をしてようやく受け取れる補助金になってしまったのです。
 しかも最初に指摘したように京都府全体ではその予算は大きく減額されています。府財政当局が日本共産党京都府議団に説明した際には、元の補助金から新補助金へ移行した予算額は1/3程度だと述べています。

 福祉施設にとっては新補助金は支給するのに事務的にも金銭的にも新たな負担がかかりその上、支給される額も減ってしまうという踏んだりけったりな目にあうことになります。このため「だったらもう、そんな補助金はいらない」という福祉施設が出てくるのではないかと指摘する関係者の方もいました。これでは体のいい補助金削減に過ぎないと思います。

 私の一般質問ではこれらの実態を示した上で、京田辺市に対してこれまで元の補助金を受けていた民間福祉施設に、今回の制度変更の影響について丁寧に聞き取りをするとともに、新たな負担が出てくるのであればそれを軽減するための支援をするよう求めました。

 これに対し市当局は、「事業者への影響は想定される。府、国の補助金変更であり、大きな目的は保育のしっかりとしたサービスの提供だ。事業者にとって使いやすいかどうかだけの問題ではない。」と述べつつも、「住民にとっていかにプラスにするのかということであり、そのために必要な要請はしていく。」、「過度な負担があればその改善は要請していく。」とも答弁しています。

 これからも各民間福祉施設の現状を市としてもしっかりと把握し、ていねいな支援をしていくよう求めるとともに、京都府に対しても補助金制度変更の見直しを要望するよう求めていきたいと思います。

に続く)

 なお明日、明後日と総務常任委員会の管外視察研修で、福井県越前市と石川県金沢市を訪問してきます。なので明日の更新はお休みです。
posted by こうじろう at 17:24| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月03日

もう一つのツバメの巣で抱卵開始。しんぶん赤旗電子版がスタート。

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 今朝は松井山手駅西側で定例の早朝宣伝に取り組みました。東側の防犯カメラにあるツバメの巣では先週、雛が巣立ちましたが、西側の防犯カメラの巣では抱卵が始まったようです。東側にある巣と比べるとずい分小さい感じがしますが、ビラを配りながらチラチラ見ていると時折、巣を離れることがありますがすぐに戻ってきて、上の写真のように巣でじっとしています。

 巣もそう大きくなく、じっとしているツバメも心なしか小さいような感じもします。ひょっとしたらついこの間、巣立ったばかりの雛が作ったのかもしれないですね。巣のふちがほかと比べても低いので、これで雛が大きくなってきたら落ちはしないかと少し心配です。

 昨日から日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」日刊紙の電子版がスタートしました。詳しくは日本共産党ホームページのコチラにありますが、パソコンやスマートフォン、タブレットなどインターネットに接続できる機器であれば購読できるようです。購読料は月ぎめで、紙媒体と同じく一ヶ月3497円で、クレジットカードのみのお支払いとなります。

 私は紙媒体の新聞の方が好きですが、記事の活用などには便利そうですし、家を離れる時でもスマホなどを持ち歩けばどこでも読めるというのはいいかもしれないです。
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2018年07月02日

福祉施設向け補助金制度の問題点 18年6月議会一般質問2

 今日の記事は6月30日の記事「京都府民間福祉施設向け補助金制度の変更 18年6月議会一般質問1」の続きです。

 元の補助金制度はかなり自由に使えたので、多くの民間福祉施設は建物建設の際の借入金返済に充てているところが多かったようです。民間福祉施設の運営については、職員の研修や人件費関連の補助金や様々な事業に関連した補助金など幾つかあります。
 施設の建て替えなどの際にはある程度、まとまった補助金が国や府、市町村などから支給されます。ただそれらの補助金だけで全額まかなうことはできず、大半の民間福祉施設は借入金によって建設費をまかない、その返済に苦労する事になります。

 京田辺市では施設整備の際の借入金に対し、その「利子」分を補助する補助金もあり、それは一定の役割を果たしていますが、多くの施設にとっては自力で借入金を返済するのが大変なので、この元の京都府の補助金が頼りにされていました。
 それが変更される、しかも新補助金はこれまでのように、割と自由に使えたのに対し使い道が限定される事から、借入金を抱える多くの施設から不安の声が寄せられました。

 京都府はこの声に対し、元の補助金のうち借入金の返済にあてていた分は、経過措置として当面、継続するとしています。福祉施設への影響を聞いた私の質問に対し、市当局も答弁の中で、市内の福祉施設では借入金の返済に元の補助金を利用していた部分が大きいので影響は少ないということも述べていました。

 しかし京都府が説明している経過措置とはどういうものでしょうか。下の図は京都府の説明資料にあるものです。京都府は10年間は経過措置をとるといっていますが、返還分を全額補助するのは最初の5年間で、それ以降は徐々に減らしていきます。下の図の○数字は各年度数で18〜22年度は「10/10」ですが、23・24年度は「3/4」へ、25・26年度は「2/4」へ、27年度は「1/4」にするというものです。
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 借入金の返済は規模や建替え時期によって一概に言えませんが、割と最近に建替えをして多くの借入金を抱えている施設にとっては、経過措置があるといってもその負担は大きいです。前にも紹介したように元の補助金制度は50年近く継続していて、事前の連絡などもなかったため多くの民間福祉施設は、元の補助金を財政計画などに組み込んでいるところも少ないとある関係者の方は話されていました。

 また十数年前に建物の建て替えをして借入金返済も終わったところには何の措置もなく、収入減だけが残る事になります。だから多くの関係者から不安の声があげられているのだと思います。

に続く)
posted by こうじろう at 16:41| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月01日

7月の日本共産党後援会ニュースを発行

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 7月の日本共産党後援会ニュースを発行しました。今回は、6月18日の大阪北部地震に関して、京田辺市の被害状況や、天津神川の堤防の現地調査を倉林明子参院議員と共に行ったことを紹介しています。また6月議会で、日本共産党議員団とみらい京田辺が共同提案した働き方改革一括法案の撤廃を求める意見書が可決したことと、同様に共同提案となった火事の実施法案の廃案を求める意見書案が否決されたことを報告しています。

 裏面では私の6月議会での一般質問の内容を掲載してます。今回は京都府の福祉関連補助金制度変更の内容や、高槻市の高齢者無料バス乗車証制度の政策効果の紹介など、説明に要する部分が多くなり、裏面全部を使っての掲載になりました。
 この日本共産党後援会ニュースはご希望の方にはPDFファイルなどでお届けすることもできますので、ご連絡ください。

 これから地域のみなさんの協力をいただき配布していきます。私も今日からさっそく担当している地域の一部で配布に取り組みました。暑い、日差しの厳しい季節なので熱中症には気をつけて、水分補給を忘れずに配って行きたいと思います。

 顔を合わせたお宅では大阪北部地震の影響なども聞いています。怪我などはありませんが、本棚が倒れたり、庭の石灯籠が倒れたりしたお宅がありました。
 今日の昼ごろにも地震がり、「さっきも地震がありましたね」と言われたお宅もありました。ただ私はその頃、外を歩いていたためか、地震には気がつきませんでした。大阪北部地震から2週間になりますが、まだ用心しないといけませんね。
posted by こうじろう at 16:11| Comment(0) | 日常の取り組み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月30日

京都府民間福祉施設向け補助金制度の変更 18年6月議会一般質問1

 6月議会の一般質問では、2018年度から京都府の民間福祉施設向けの補助金制度が大幅に変更されたことについてとり上げました。元の制度は「京都府民間福祉施設サービス向上補助金」という名称で1970年度から導入されています。
 民間認可保育園や、障害児者施設、高齢者向けケアハウスなどを対象に、それぞれの定員数に応じて支給される補助金です。(民間認可保育園では定員1人あたり1万7千円、障害者施設やケアハウスでは定員1人あたり3万円)

 京田辺市内の福祉施設での従来の補助金の支給状況を聞いたところ、市から民間保育園3施設、障害者施設3施設、高齢者向け施設2施設の、計8施設が受給していました。受給額は民間保育園が3園合計で994万5千円(これは府と市で半額ずつ支給しています)で、他の施設は市を通さずに府から直接支給なのでわからない、との事でした。

 17年度の京都府予算では6億100万円が計上されています。補助金を受けている施設にとっては、その使途が裁量に任せられた部分が大きく、多くの施設が他の使用目的が限定された補助金ではまかなえない部分、様々な備品の購入や雨漏り修理などの施設の修繕、施設整備の際の借入金の返済にあてるなどされており、関係者からは使い勝手の良い補助金として評価されていました。

 ところが京都府は18年度の直前になってこの補助金制度を、他の幾つかの補助金制度と統合して新たに「地域共生社会実現サポート事業補助金」制度に変更し、その18年度予算額も複数の補助金を統合したにもかかわらず、元の補助金よりも減額した4億5800万円になっています。

 従来の定員数に応じて支給される補助金から、各社会福祉法人が新補助金のメニューに適合した事業計画を作成して事業を実施しないと受け取れない補助金になったにもかかわらず、肝心の新補助金メニューについての詳しい説明を京都府が実施したのは3月末から4月にかけてということもあって、関係者からは批判や不安の声があげられていました。

 50年近く続けてきた補助金制度を急に変更し、しかも額も減らすという事にたいし、4月の知事選挙ではこの問題は大きな争点の一つにもなり、私は3月の予算特別委員会でもとり上げています。それから3ヶ月たって実際に現場ではどうなっているのか、改めて京都府の動向をみて、関係者の方などからのお話しを聞き、変更に伴う不安や問題点の改善と変更そのものを見直すよう京都府へ要望する事を求めました。

に続く)
posted by こうじろう at 13:52| Comment(0) | 市政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする